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    • Contemporary Art 2.012展
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  • がんばらない、ニッポン!
    昨日、一昨日の2日間、東京・末広町にあるアーツチヨダで開催された震災チャリティ・イベントに参加、非力ながら義援金を寄付することが出来た。

    昨日、主催者に集めた義援金を責任を持って寄付させてもらいました。

    このたびは皆様、どうもありがとうございました。

    3月11日の東北大震災から日本はすっかり変わってしまった。

    少なくとも東京以北に住む人々にとってはまだまだ福島原発は予断を許さない状態だ。

    地震だけでも甚大なのに津波と原発破損の併発でその自然災害は世界的にみても有史以来というほどの規模になってしまった。

    もちろん原発に限っては人災とみる意見も多いが。

    ところで土日のイベントでは人形のように微動だにせず2時間弱、立っているだけのパフォーマンス「あっくしゅ君」を披露。

    2時間やって休んでもう2時間立ったまま。つまり4時間、それを2日間。

    友人たちはみんなずっと動かず立っていられることに驚くが、自分はそれほど苦なく出来るのだ。

    昨年、イスタンブール、パリでは大人気で青い衣裳だったが、日本はブルーマンショウが有名になってしまったものだから、わざわざ彼らにカブる必要もないので白い衣裳をカブった。

    ちなみに自分が10年くらい前、あおひと君でやり始めた時は、ブルーマンショウをまったく知らなかった。

    後に友人が、オフ・ブロードウェイのブルーマンショウを教えてくれた。

    でもコンセプトもひらめきも全然違うので気にはしていないが、見る人に「あっブルーマンだ!」と言われたら、正直楽しくはない。

    別に青くなければいけない、という厳格なルールもない。

    あおひと君の星で枯渇してしまった青くなる資源「スーパーブルー」を探しに地球にやってきた、それがないとあおひと君は全滅してしまう。

    あおひと君が地球でその資源を見つけられるかの瀬戸際なのだ。

    だからまだ真っ白!

    さてチャリティ・イベントで友人でもある万城目純&ホワイトダンサーズのダンス・パフォーマンスも上演。

    そこで一人のダンサーが「がんばらない日本!」と唱えながら動き回っていた。

    がんばらない、ニッポン・・・?!

    胸にグサッときた。

    というのは、ホッと気持ちがなごんだのだ。

    11日以来、日本が一変する。

    不謹慎、節電、計画停電、救援、安否、奇跡の生還、津波、緊急地震情報、原発事故、水素爆発、放射線被害、シーベルト、ベクレル、メルトダウン、余震、風評被害、食糧不足、、、それに拍車をかけるCM、え〜し〜!

    知らなかった言葉と現実が一気にあふれ出す。

    世界中が暖かい言葉でもって大震災を労ってくれ、支援物資・活動など惜しみない。

    本当にありがたいことだ。

    しかし、一方ではネット情報を見る限り、支援物資、活動の受け入れ先の不備や準備不足なのか断ってしまうことも多いという。

    確かに人命救助が何よりも優先順位だし、人手不足、専門家不足かもしれないが地震大国日本でリスクマネージメントなどはどこの国より進んでいるのではないか?

    阪神淡路大震災の経験は活かされていないのだろうか?

    それに想定外という言葉がインフレだ。

    そんなとき、ふと耳に飛び込んできた「がんばらない、ニッポン!」なんかとても深く突き刺さる。

    むしろパチンと指を鳴らされ催眠術から目覚めた感覚。

    スマップチャリティ公演12万人、安室奈美恵5000万円、AKB48+秋元5億円など有名人の義援金リストが出回り、義援金が少なかったり出していないと非難される。

    今まで売れていたアーチストたちはいいが、いい仕事をしていても売れていない作家、タレントなどは死活問題だ。

    仕事は減るだろうし儲け仕事は不謹慎だと言われギャラは減らされるだろう。

    金もあるヤツは金を出す。でも金がないヤツは? 歌を歌えないヤツは? 医者じゃないヤツは? 資格も経験も力も金もないヤツは?

    非国民?!

    義援金倒産になりかねない。

    こういうときに今、なにが私たちに出来るか? と慌てて問い直すのもいいが、アーティストは半歩先は見てメッセージを発信している連中だ。

    こういうふうにならないように常にメッセージを託していないといけない。

    つまりこういう時、アーティストにできることは発信することしかないのだ。

    次の日本を、復興した時のために、これからの世界のために。

    阪神淡路大震災の時、活動を止めたアーティストが大勢いたという。

    普段だったらなんかオシャレでかっこいいはずのアート界。

    それが有事になると何も役立たない実体を目のあたりにしたら誰だってショックを受けると思う。

    それにアーティストは創造力がすべてだと思っている。

    でもこの自然災害を目の当たりにしていかに自分の創造力が貧相だったが思い知らされる。

    そこで自爆。自分のはかなさに打ちひしがれる。アーメンソーメンヒヤソーメン。

    でもアートは常に必要だ。

    とにかく表現者は表現していくしかない。

    こういうときだからこそ表現しなくてはいけない。

    アーティストは表現能力が他者より優れているからアーティストである。

    それがアーティストに出来る唯一のことだと思う。

    がんばらない、ニッポン!
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