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    • Contemporary Art 2.012展
      記事掲載
















  • ウォーホール
    不思議な空気だ。

    静かで穏やかだけど、どこかでザワザワした微動が伝わる。

    1ヶ月が過ぎた。

    まだまだ震度6くらいの地震が襲う。

    運命に身を任せる。

    個人的には明るい話がひとつあった。

    以前、個展で見た小さい作品が忘れられないのでやっぱり欲しい、と買ってくれた方がいた。

    とっても嬉しい!

    義援金貧乏になっていたので少し救われる。

    今、アンディ・ウォホールの自伝を読んでいる。

    「伝記 ウォホール」フレッド・ガイルズ著、野中邦子訳 文藝春秋

    面白い。

    彼ほど成功したアーティストは稀だ。

    いまだ価格と評価は上がる一方だ。

    そんな彼は売り込み上手だったと当時を知る者が口をそろえて言っている。

    最初はコマーシャル・アーティスト(イラストレーター)だったが、雑誌社などに営業に行くときはわざとみすぼらしい格好をしたそうだ。

    彫刻家のロダンもかなり商売上手だったようで自分の作品を絵はがきにして売り込んでいたりする。

    どんな天才でも凡人とあまり変わらないことをやっているので親近感がわいてくる。

    ウォホールはじめ、ほとんどがゲイでジャンキーで天才たちの集まりだったファクトリーに憧れる。

    ポップアート。

    今考えると、それほどショッキングではないが、当時の現代美術の流れから考えると画期的なことだったのだ。

    絵のモチーフにキッチュなものを取り入れることがそんなに冒険だったとは、現在、振り返ってみると?、だから?

    そんなすごいことなのかぁ。

    じゃあ、自分でそういう新しいテーマなりモチーフなり方法論は考えられるか、というと????

    いま思えば自分だって小さい頃に、鉄腕アトムのマンガを真似て描いていたゾ!と言いたくなる。

    実際、リヒテンシュタインは教師をしながら画家を目指していた頃、自分の子供に、そんなつまらない絵じゃなくてあるマンガのキャラクターを描いてよっ!、と言われたのが神の言葉になったのだ。(真偽は不明、念のため)

    現代美術の面白さのひとつは、発想の転換だ。

    目からウロコなところ。

    レオ・キャステリはロイ・リヒテンシュタインでさえ最初は疑問に思い、作品を倉庫にしまっておいたままだったと言う。

    ウォーホールに至っては人気が出て数年後に契約することになる。

    ウォーホールにピンと来なかったキャステリは自分の鑑識眼を反省したという。

    最近の現代美術はダーティリアリズム&ナイーフアートみたいなものにマンガキャラがまじったものが多かった。

    今回の日本の悲劇で世界のアートシーンは大きく変わるのだろうか?

    こういうときは明るい絵が見たいな。
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