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    • Contemporary Art 2.012展
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  • いざ、岡山へ!
    セルビアと日本人アーティストたちの展覧会『Sa Oakayame 岡山からー2012』展がはじまった。

    すでに1ヶ月前に、一番安い夜行バスをネットで探し、往復チケットを予約。ホテルも安いビジネスホテルを確保。作品の準備もなんとか終え、月曜の夜、夜行バスで岡山へ向う。

    じつは、長距離夜行バスは初体験。その話を友人知人にすると、夜行バスは疲れるゾ、あれはキツイよ、とネガティブな噂ばかりが入ってくる。

    それって、日本のネガキャン・マスコミと一緒じゃん! だって新幹線高いじゃん! 

    自分は、毎年のように狭い座席のエコノミークラスで長旅をしている。なので、口には出さないが、心じゃ、こっちは旅慣れてんだから、チミたちみたいな年寄りじゃないんだよ、えっへン! てな具合で、すこし自慢げ。

    ところが、夜行バス、、、いやはや、アサハカ、アサガヤ、アサヒカワでした。

    めっちゃキツイじゃん、これって地獄じゃん。。。涙

    なにが一番キツイかと言えば、座席の広さはともかく、ずっと車内は黒いカーテンで囲まれ、到着するまで真っ暗闇に閉じこめられるのだ。PCもゲームも本なんて読めるはずもない。明かりのもれるモノぜんぶ禁止。閉所恐怖症になりそう。

    、、、おおっ、そう言えば、この感覚、ダイヤローグ・イン・ザ・ダークで、最初に味わったあの恐怖感に似ている。まるで刑務所に護送される囚人の気分。なぜか、ナチスの強制収容所に向かう護送貨物列車が、ふと脳裏をよぎる。(岡山のみなさま、旅行会社、バス会社のみなさま、誠にすみません)

    そんな彼らの恐怖とは比べものにはならないけど、ひたすら、厚いカーテンのほんの少しの隙間から、もれ入るオレンジ色のナトリウム光線と、規則正しく刻まれるエンジン音で、眠りに落ちるしかない、でも夜更かし生活に慣れた自分が、そう簡単には寝れない。

    だったら、酒でも飲んで酔っぱらっちゃって寝ちゃえばいいじゃん、なんて軽く言うけど、オシッコはどうすんの?! そう安いバスにはトイレもないのだぞ。三時間おきにしかトイレ休憩はないんだぞ。

    とにかく歳とると、いろいろあるんだ、、、、汗

    てなことで、意識はもうろう、息も絶え絶え、岡山駅前に到着。さっそく駅構内にあったマクドでモーニングコーヒー。

    おいしいよね〜 最近のマクド・コーヒー。ふうぅ、息を吹き返す。まだ会場オープンまでには2時間以上あるけど、とりあえず、天神山文化プラザへ向かって歩き始める。

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    台風の影響か、風がややあって涼しいが蒸し暑い。15分ほど歩いて到着、もちろん建物に人影はない。すると管理室があったので、事情を説明、会場に入れさせてもらえることに。

    さっそく、まだ静かな雰囲気の中、自分の作品を設置しはじめる。今回は、あえて公開制作というかたちにした。一般のお客さんたちに、インスタレーション作業を見てもらうのだ。

    昼も近くになってくると、かなりの雨が降っていた。

    さて、困った。これから、あおひと君のお水取りの儀式をしなくてはならない。会場の近くに旭川が流れている。今回、そこの水を素材に使うのだ。でも、夜行バスの疲れもあいまって、気持ちが、かなりヘタレている。

    ・・・やめちゃおうかな、着替えないで誤魔化そうかな、、、だって誰も見てないし、、、悪魔のささやき。

    すると参加アーティストの一人、写真家の世利さんが、何か手伝うことがあれば、とお言葉をかけてくれる。そうだ、お水取りを記録してもらおう! と思い立ち、快諾していただける。

    やっぱりちゃんと、あおひと君にならなきゃね!

    ってなことで、設置作業をいったん止めて、あおひと君に着替え、いざ、お水取りへ! 世利さんと参加作家の中島さん、伊藤さんも一緒に行く。雨は、かなり降っている。その旭川までは、数分の距離で、途中、ほとんど人とすれ違うこともない。

    大きな御影石の護岸を伝い、川岸に降り、水を汲む。川の水はキレイだ。小魚も多い。川向かいは有名な岡山後楽園、右先には岡山城がそびえ立つ。川面にはじけるかすかな雨音が、マスクの中にこだまする。しばらくその静寂に青い身を任せ、高速バスの疲れも癒す(笑)

    再び、会場で設置作業にとりかかる。でも時間がどんどん過ぎる、ヤバイ!間に合わない。

    何せ今回、ほとんどが現地制作。オープニングパーティは4時からだ。ぞくぞくと参加作家たち、スタッフ、お客さんたちが集まりはじめる。今回、セルビアからはアーチストのゴルダナさんと、キュレターのシュテファン氏が来日。東京のセルビア大使館からは、文化担当官グルビッチ氏も来場。

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    オープニングパーティ風景。左から岡山大学鐸木氏、キューレターのシュテファン・ヴコヴィッチ氏、日本ユーゴプロジェクトの横山氏、セルビア大使館文化担当官のネマニャ・グルビッチ氏。

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    なんとか自分もギリギリ制作完了、それでパーティの冒頭、あおひと君パフォーマンスをちょろっと披露。盛況なうちに終了、二次会は近くにある岡山大学の施設に移り、さらにウタゲは続いた。すると先に東京へ戻った人たちから、新幹線が大雨で、止まったとの連絡が入る。

    明日の帰路のことが頭をよぎった。、、、ダメだ、帰りは新幹線にしよう。もはや夜行バスで帰る勇気はとっくに失せていた。

    あ〜あ、安物買いの銭失い、とはよく言ったものだ。それと過信は禁物でした、またまた自信過剰の自分を反省。なんか子供みたいだよな。

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    展示作品「青い水」
     現在、世界に206カ国(国連加盟193カ国、非加盟国または自治領13地域)あり、そのうち原子力発電所を保有する国は32カ国、473基のうち366基が稼働中といわれている。
     それに相応する青い水を入れた473個のプラカップを核マーク状にインスタレーション。それに輪ゴムで丸めた水彩紙を、稼働中をしめす366個に投入する。
     カップの水は、近隣を流れる旭川の水を使用。また輪ゴムを各大陸ごとに色分けしている。
    青:アジア(9カ国65基) 紫:アフリカ(1カ国2基) 緑:ヨーロッパ(17カ国173基)
    赤:北米(3カ国122基) 黄色:南米(2カ国4基)
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    直径 約300cm 高さ 約16cm 
    使用素材:バイオマスプラカップ、水彩紙、輪ゴム、エコインク、旭川の水。
    なお随時、停止点検などは行われるため、原子炉の数は正確ではありません。あくまでも象徴としての数として理解してください。また、廃炉作業、建設・計画中および教育・公的機関の実験炉などは除く。(2012年8月現在)
    ※ウィキペディア、外務省ホームページなどを参考
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