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あおひと君ブログ::国立霞ヶ丘競技場改築にかかる住民説明会リポート
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    • Contemporary Art 2.012展
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  • 国立霞ヶ丘競技場改築にかかる住民説明会リポート
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    写真:なにやってんだか?!(11月15日パフォーマンス。撮影:世利之)

    27日は午前中、壁画を描いた瑞聖寺に、来年のZAPギャラリーでの個展の打合せ、そのあと写真家の世利之さんに壁画の完成写真を撮ってもらう。プラス日曜に、久々にやってきたギックリ腰を我慢しながらポーズジングするあおひと君デルモ撮影も敢行。

    夜は、国立競技場の建替え住民説明会に行く。神宮前二丁目の安アパートに住んでいるだけだが、ポストに案内が入っていたので興味本意で参加してみる。

    ちなみに立替案国際コンペは、イラク生まれの女性建築家ザハ・ハディッド(1950年生まれ)が射止めた。ロンドンの建築の名門AAスクールで学び、30歳で独立、その後ハーバード大やイリノイ大で教えた経験もあるが、十数年間は実現した設計はなかったと言う。人種の問題かは、わからないが、やり直しで連勝しながらも、それでもスポンサーが降りたプロジェクトなどを経験、不運な作家でもある。

    しかし彼女は、シンガポールの都市計画、ロンドン五輪水泳会場のアクアティクスセンター、そして世界三大建築賞のひとつ、プリツカー賞を女性で初めて受賞するなど、いまや世界を代表するアーキテクトのひとりに(ウキィペディアより)。

    まあ、彼女のデザイン案はさておき、説明会はとても為になった。この国立霞ヶ丘競技場の立替案、現在の4万人規模から8万人に収容人数を増やし、総事業費1300億円の血税を投入。ある意味国家的プロジェクト。それを日本スポーツ振興センターという文科省の外郭団体が運営管理する。
    国際コンペ詳細:ウォールストリートジャーナル日本版 http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/15125/
    これをみるかぎり、フランスのドメル・ゴットメ・タネ案なんか、緑で覆っててベタだけど好感持てる。

    で、説明会を聞いていると、受賞デザインはともかく、その前からの事業計画があまりにもずさんなことに、気づかされる。(以下、配布資料より。部分的修正あり)

    <立替理由>
    1958年完成の建築物で、老朽化と耐震強度の不足。
    東京オリンピックのメイン会場で、戦後復興と国際社会復帰のシンボル的存在の立地とその継承。
    スポーツも文化のひとつとして、世界に誇れる文化的建築物を目差す。(質疑応答から)

    <新国立競技場の基本コンセプト>
    大規模な国際競技大会の開催が実現できるスタジアム
    観客の誰もが安心して楽しめるスタジアム
    年間を通してにぎわいのあるスタジアム
    人と環境にやさしいスタジアム

     最先端の環境技術を備え、緑あふれる周辺環境と調和するスタジアム
     震災などの災害時発生時にも安全で、避難・救援などの拠点となるスタジアム
     スタジアム内外及び周辺駅からのバリアフリーに配慮されたスタジアム

    つまり、プロジェクト自体はなんの問題もなさそうだが、まず・・・
    8万人収容というものの、完成後の事業経営計画(ソフトの考慮考察)がない。事業収支も考えていない(つまりこれから基本設計、実施設計に移って完成17年後なので自分達はもうリタイアしてます、くらいの熱意のなさ)。資料には事業費用も主催者名も書いてない。やっと住民の質問で答えたほど。

    それで現在の実質稼働率130日程度。いくら箱を変えてもソフトの充実・改善がなければ、年間を通してにぎわいなんて不可能。しかしそんな提案はどこにも書いてない、って検討してないってば、オヤジ!

    それで、スポーツは文化のひとつといい、東京オリンピックのメイン会場を全面に押し出しながら、嵐とかスマップなどのコンサート使用も期待する(そのころまで嵐やスマップみたいなアイドルがいて、客を呼べると思っているところもスゴイ)。

    そしてラグビーファンには申し訳ないが、2019年ラグビーワールドカップを当て込む(これはもしかすると大化けするのかもね)。ましてや、2020年、東京オリンピック招致が大前提。(確信がなぜあるのか?)

    一番の問題は、8万人の観客の導線だ。既存の公共交通(同じ路線のJR信濃町駅と千駄ヶ谷駅、大江戸線、外苑前駅)を前提とするが、現状、神宮球場の巨人戦4万人でアップアップ。にもかかわらず駐車場は900台しか確保しない。したら道路拡張も必然か(搬送能力5000人弱)。

    たとえばラーメン屋のホープ軒の目の前に、どーんとペデストリアンデッキが遙か頭上に軒を掲げるのだ。笑っちゃうよねぇ。もちろん、17年後だから、この界隈もずいぶん変わってしまっているのだろうけど、なんか土地がある、予算はとれた、有名人アーキテクトは呼べる、オリンピックも呼べそう、じゃあデカイの作ろう。くらいの発想しか見えてこない。(てか、オリンピック選考委員たちを、こんな貧弱な計画で納得させられると信じているからアッパレ!ってもろもろの招致費用は都税ですが?!)

    都市計画や建築は、欧米じゃ思想であり、哲学、心理学、芸術、歴史、人間工学すべてを包括したファインアートだ。日本じゃ、いまだインジェネリア(技術・工学)でしか捉えていない。

    それでも無理矢理、この事業を考察。
    歴史的に見ると、戦後復興の象徴、東京オリンピックのメイン会場。これはいい。
    哲学的見解は、ザハ・ハディッドは、ポストモダン建築の第一人者。ゆえにポストモダン的評価の高いTOKYOシティの表層表現。ぶっちゃけ無節操美学の問い直し的構造物の考察?
    心理学的には、誇れるかつての栄光「日本を取り戻す!」?
    人間工学は、敷地内バリア・フリー。

    だから全然、環境に優しくないし、誰もが駅構内で危険を味わうスタジアム。すべて敷地内だけでコンセプトが帰結する、駅前スタジアムなのだ。千駄ヶ谷や信濃町駅構内まで総括的考えていないし、それでよしとする、典型的な箱物行政、縦割り官僚主導型巨大工事。(JRだって総武線の伏線化やふたつの駅舎の立替工事なんてできないだろう。したらまた税金で助成?消費税いくらあげても足りないって、15年後くらいには、20%にして公共事業投資が前提なのか)

    決して、立替えがわるい、税金投入がわるいと言ってない。大きな競技場やスポーツ振興はもっとやるべきだ、と思っている。しかし、あまりにも8万人収容1300億円投入の世界に誇れるスタジアム(地上70メートル、開閉ドーム)計画にしては、アイデアと計画検討が貧弱すぎる。

    事業計画の最初の段階から、有識者たち、哲学、心理、歴史、人間工学、交通、経営、未来、IT系、芸術家、建築家などを交えたコンセプト検討委員会なるもの立ち上げて、そこに近隣にかかわらず一般市民も入れて、議論を重ねる様なことをすれば、こんな段階になって、住民の苦情の嵐にはならないし、世界に誇れるスタジアムができると思うのだ。ヨーロッパでは、こういう事前アプローチはよくある話じゃないか。

    住民からの意見で多かったのは、街の活性化などはもういらない、被災地の復興に金をまわせ、こんな都心の密集地域じゃなくて、経済的に困っているところで実現させろ、など、ごもっともな、ご意見殺到。もちろん、賛成する人もいたが、騒音、周辺環境への影響は、たいへん危惧していた。

    それに住民説明会なのに関連する東京都も新宿区、港区、渋谷区も文科省の担当者も誰ひとり出席していない。だから質問したって答えられない。案の定、管轄外なので差し控えさせてもらいます、の連チャン。いやはや諫早湾干拓こーじ。

    ほんと日本は興味深い。IWJも外国人向けにジャパンガイド的サイトも作ったらモロ受けそう。

    面白いと言えばまたまた、政局も大転換。滋賀県嘉田知事が日本未来の党を立ち上げ、第三極として群雄割拠な戦場を収斂し、巻き返す。これから当分、罵倒合戦、ネガキャンバトルで見るものを飽きさせないことだろう。

    ところで今回の住民説明会でも、けっこう住民の意識の高さがうかがわれた。もちろん、こういった集会にわざわざ出席するのは、そういうベクトルの持ち主ばかりになるのだから、当然といっちゃぁ当然でも、こんな狭小地域で300人くらい集まっていたのだから、主催者側も驚いたんじゃないだろうか。なんか自公民、維新思ったより苦戦しそう。。。
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