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    • Contemporary Art 2.012展
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  • 在りし日の日本
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    1986年ころの中国天安門広場。

    昨日、名護市長選で、基地移設反対を訴えた、稲嶺進前市長が19839票で、末松氏に4,000票差をつけ、再選した。

    脱原発を訴えている、さくらい南相馬前市長も、17123票の7,000票の得票差で勝利、再選を果たす。

    そして来月には、都知事選がある。どうなるか。

    また名護市長選では、札束がかなり舞ったようで、基地推進派は、原発誘致同様、原住民は金になびく、とインデアン嘘つかないと思っていたのだろうが、そうはイカの金○。(差別発言じゃないですよ!)

    さらに基地推進派が勝ったら、500億円あげるなんて、買収以外の何ものでもないと思うのだが。

    ところで昨年末、ある会で知り合った方に勧められた『在りし世の面影』(渡辺京二著 平凡社)を読んでいる。



    これが面白い。というか、気分が晴れて、清々しくなる。

    内容は、ざっくり言うと、150年くらい前の明治の開国前後、来日した外国人たちが日本について語ったアンソロジーだ。

    当時、かなり多くの商人、外交官、雇われ教師などが来ていたことにまず、驚かされた。

    明治初期、イギリスの女性がすでに、一人、馬で東北一周、旅していたり。

    とにかく、来日した外国人は日本人と日本文化を大絶賛。

    かつての日本人の気高く、誇り高き民だったことが、手に取るようにうかがい知れ、感動する。

    米国初代駐日領事タウンゼント・ハリスは、

    「富者も貧者もいない。これが恐らく人民の本当の幸福の姿というものだろう。私は時として、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるか、疑わしくなる」。(本書P121)

    だったらそのとき帰れよ、と言いたくなるけど。

    明治6年から44年まで日本にいたチャンバレンは、

    「貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない。金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。ほんものの平等精神、われわれはみな同じ人間だと心底信じる心が、社会の隅まで浸透しているのだ」(P127)と言わしめ、

    残念ながら、今は貧乏で心は貧困、格差社会。

    1866年イタリア海軍中佐ヴィットリオ・アルミニヨンは、

    「日本人の暮らしでは貧困が暗く悲惨的な形であらわになることはあまりない。人々は親切で進んで人を助けるから、飢えに苦しむのは、どんな階層にも属さず、名を知れず、世間の同情にも値しないような人間だけである」〜中略〜
    つまり、彼は、江戸時代の庶民の生活を満ち足りたものにしているのは、ある共同体に所属することによってもたらされる相互扶助であると言っているのだ。(P156)

    当時は、情報がなかったから、同化主義、排外主義的なことは少なかったのかもしれない。しかし、幕府はエタヒミン(元祖ヘイトスピーチ精神)を作り出し、かつ、村の掟に逆らえば、村八分とかがあったのも事実。

    しかし、とにかくみんな親切で屈託なく賢く、金がなくても誇りを持ち、家も人も、とても清潔だとベタ褒めだ。

    もちろん本の目的的に、いいところばかりを集めていることは、間引いて考える必要はあるかもしれない。

    続けて。

    「将軍や大名、それに上級武士階層は(庶民にとって)何ら羨むべき存在ではない」フィッセル(オランダ人)(P276)

    「なぜ主人があんなにも醜く、召使いがこれほど美しいのか」ギメ(パリのギメ美術館の創設者)(P277)

    彼らは口を揃え、漁師や船頭、馬丁(別当とも言った)、職人など、彼らの仕事に対する誇り、気高さ、そして鍛えられた体躯の美しさを誉めたたえる。

    また、あのお茶の水ニコライ堂を作ったニコライは、

    「民衆はおしなべて、この国の貧しさの責任は政府にあると、口をそろえて非難している。(中略)それでいてこの国には乞食の姿はほとんど見かけないし、どの都市でも夜毎、歓楽街は楽と踊りでにぎわいあふれている」

    (中略)日本の民衆は非常に恵まれた状態にあるのに政府に文句を言う、そしてそのような言い分が口にできるということが彼らが自主的であることの証拠だ、と言っているのだ。(P287)

    って今と同じじゃん!

    また、日米修好通商条約で来日したオリファントら一行が、長崎に入港するさい、サムライが船の出入りを監視していて、英艦を見ると、扇で後に戻るように合図した。しかしそれを無視し英艦は進むと、サムライは何事もなかったように済ました。それを見たオリファントは、

    「この男(役人)の振る舞いを見て、われわれはこののち日本の役人たちと一切の折衝を行なうに当たってのカギをつかんだ」。つまり彼らは断固たる態度で押せば折れるというのである。(P54)

    あっちゃ〜すでにそんな頃から、官僚、政治家の追随・従属体質がバレてたとは。

    TPPも日米同盟も辺野古の交渉も、日本政府という子供をもてあそぶようなもんだったんだ。

    ところで、どこでもいつでも、大人は遊びんでばかりで不真面目だ、と呆れ返った感想もある。

    現在でも、電車のなかや暇さえあれば、端末ゲームに夢中になる姿は、昔からの受け継がれた性分なのだ。

    だけども、その遊び精神とプライドに裏づけられたモノ作り精神が融合し、世界的になり、大きな金儲けにつながっているから、ある意味、スゴイじゃん。

    もちろん当時、政府は外国人に隠したこともいろいろあったらしい。

    たとえば道祖神(チンコの彫刻。豊穣の神)は、街の至る所に飾ってあった。それで政府はぜんぶ、撤去させたと言う。(これは本には登場しない情報です)

    本物のあおひと君も、日本じゃ出品も上演もできない、、、涙

    また、江戸後期、時代劇のように庶民が土下座するなんてなかったらしく、オイレンブルク使節団のベルクは、大名行列での平伏シーンは一度もみたことがなく、みな平然と仕事をしていた、という。

    スミス主教は、最初のお殿様と残り4、5人だけで、あとは立ち上がって眺めていたと、と目撃談を残している。(P288)

    まあ、銭形平次も水戸黄門も大岡越前もフィクションだし、そんもんだろ。

    さらに、外国人が、何かを手伝ってくれたり、助けたりしてくれた時に、お金を渡そうとすると、どんなに貧しそうでも、絶対、受け取らなかった、と驚いてもいる。

    数年前、イスタンブールでも同じような体験をした。

    安いレストランで、わずかばかりのチップを置いても、外まで追いかけて返しにきたし、乞食も見かけなかった。

    早朝、レストランの前には、必ず、無料で客に供されるパンが置いてある。それを誰も盗みはしないし、なんか江戸時代の日本に似ているかも。

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    ガラタ橋から眺めるイスタンブール市街

    今回、名護市でも500億円基金とか、ほんと短絡的だよね。悲しくなる。

    これから日本も集団的自衛権とかで、海外で、彼らとトラブルがあったりすると、金儲け戦争に巻き込まれ、アルカイーダや原理主義者と戦闘するようになる可能性だって十分、考えられる。

    昨年1月、アルジェリアで殺された7名の日揮の社員たちは、その犠牲者だ。合掌。

    とにかく、日本はメチャ美しい。

    自然と慈悲あふれた誇るべき国であり国民であり、今でも、当時とまったく変わらぬ、美しい心がたくさん残っているのだ。

    もったいない、助け合い、おもてなし、メンソーレ!

    しかし、裏を返せば、その後、日本は日清日露と、軍事国家に突き進んだ。

    そういう性格も合わせ持っていることも忘れてはならない。

    ということで、この本、とても内容がこく、前半部分をちょっと紹介しました。後半は回を改めて。


    ーーーーーーー


    サピエンス


    とにかく放射能まみれなのだ

    600万年まえに人間と猿がべつものになって

    20万年まえにサピエンスがサピエンスになって


    だって霊長類だよ。

    霊が長くなっているんだよ


    1万ベクレルのお札をにぎって

    風俗で背の高い女に射精して

    今じゃ3億匹も白濁した冷却水のなかにいるのかどうか?


    うんうん、リニアモーター列車は原発3基分だそうだ

    電気が足りないのだ

    だからオリンピックを中止にしたくないっていうことだ


    だったら100メートル10秒くらいでよろしいんじゃないかとも思うのだ


    春に桜が咲いて酒のんで

    シシカバブもクスクスもアボガドロ係数の比ではない今日この頃なのに

    電話線で知り合った新しい時代の

    友だちと話していると

    原発が大爆発してたらよかったのにって

    で、なにか?


    曲がった鉄砲玉のように宮沢賢治は太平洋を縦断し

    途中、海兵隊に救われた

    それが水玉模様の浮き輪だったのか、カヌ-だったのか、イワナの背中だったのか誰にもわからないが

    46分は幻想曲的クラッシックだ

    メンデルゾーンもスメタナも美しき青木戸ナウに魅せられて


    霊が長過ぎたかもしれないけど、みんなAFRICAから世界に散った

    放射能まみれなのだ

    サンゴも

    (了)2014.0119
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