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    • Contemporary Art 2.012展
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  • 「資本主義は21世紀でも通用するのか」年頭所感 ?!
    IWJという市民ジャーナリズムのお手伝いをしていて、平和を願う気持ちと、格差社会を助長する政府の姿勢に怒り心頭な国民の多さに驚いている次第です。

    かつ、報道の自由度は韓国以下、北朝鮮なみになったマスメディアの盛んに政権擁護の報道をくり返す姿勢には大きな疑問も感じずにはいられません。

    「民主主義って何だ? これだっ!」とシールズの若者たちのシュプレヒコールはいまだ、耳奥でこだましています。

    民主主義(基本的人権と貧困問題)、国家体制(権力維持=宗教含む)、経済活動。

    いま世界では、この3つのせめぎ合いが、抑えられない状態です。

    「いま世界の哲学者が考えていること」を読んでいて、興味深い解説がのっていました。



    それは「資本主義は21世紀でも通用するのか」という章立てのなかの、トルコ人経済学者で、アインシュタイン、コンピュータの父ジョン・フォン・ノイマン、ゲーデルらもかつて仕事をしていたプリンストン高等研究所教授のダニ・ロドリック氏の論説です(2011年発表)。

    ロドリック氏は、グローバリゼーションにどう対処すべきか、という命題には、3つの道(トリレンマ)が可能というのです(本書 P206)。

    その道とは?!

    1 ハイパーグローバリゼーションと民主主義を望むなら、国民国家はあきらめなければならない

    2 もし国民国家を維持しつつハイパーグローバリゼーションを望むなら、民主主義のことは忘れなければならない

    3 もし民主主義と国民国家の結合を望むのなら、グローバリゼーションの深化はさよならだ

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    ここでロドリック氏は、これからの世界にふさわしいものに、3の案を選んでいます。

    ふと、これはトランプ次期アメリカ大統領の主張に近いと思いました。

    ところが、安倍首相や一部国民は、軍事的に強い国民国家とグローバリゼーションを望んでいるようです。

    ロドリック氏は、この選択肢を「ネオリベラリズム(新自由主義者)が推し進めている政策で、これが可能なのは、『民主主義を寄せつけない場合だけ』」と断じています。

    ところがなぜ、日本では、この2の選択肢が否定されずらいのか?(あくまでも自分の感想です)

    それは保守派の評論家福田恆存(つねあり)が端的に評しています。

    「私が疑問に思ふのは、
     日本人といふものは
     何故日本の国が世界一でなければ
     自分に自信がもてない人間なのだらうか
     といふことです。

     この私の疑問は戦争中も、
     それから占領中も今日に至つても
     全く同じなのだけれども、
     個人の強さといふものを
     日本人はひとつも持つてゐない
     民族なのではないかと考へざるを得ない」

    以上、『致知』より孫引き(http://www.chichi.co.jp/blog/戦後教育で失ったもの

    つまり日本人には、個の強さがない。というかそういう教育をされていない。

    だからみんなが集まって、超個体のような塊にならなければ、安心できない。

    会社でも、社員ひとりだけでは、声をあげにくい。

    遊び仲間のうちでも、町内会の寄り合いでも、PTAの会合でも、ひとりで反論すればどうなるか?

    偉そうなことをいいながら、かくいう私も、反論されると、自分の意見を否定された気持ちがわき起こり、いつもではありませんが、不快感が先にたつことはまま、あります。

    また、多数意見に反論を持っていたとしても、「嫌われたらどうしよう」という内なる声に負けて、みんなに追従してしまいます。

    仕事上では、「いま仕事を切られたら、明日からどうしよう」と思います。

    おそらく、いまのマスメディアも外交政策も同じような状態なのでしょう。

    これが教育なのか、DNAのせいなのかは、わかりません。

    悩み多き日本!

    いまのところ言えるのは、少しづつでも妥協があったとしても、「生きててよかった。。。」と納得できる道を歩むしかなさそうです。

    そのためには、一人でも多くの国民が選挙に行くしかないでしょうねぇ。

    蛇足ですが、最近、アメリカのTVドラマに、超常現象やら超能力者がテーマになった話が増えている印象です。

    先の本にも、筆者は、中世ヨーロッパ宗教時代を「世界の魔術化」だったといい、現代社会は、その「世界の再魔術化」だともいうのです。

    なにせアメリカの映画やドラマは、予言的。

    いや国家計画を、ちょろりちょろりとリークさせ、国民を洗脳させるメディア戦略だと思っているので、宇宙人が見つかるのか、超能力者が科学的に証明されるのか、どっちが先かちょっと楽しみです。
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