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    • Contemporary Art 2.012展
      記事掲載
















  • タブーとアート
    今日は雨がだんだん白くなって来ている。

    先週は暖かい日が続いたのに急にまた寒くなった。

    三寒四温。

    先週金曜、パフォーマンスイベントだった。

    昨年11月、イスタンブールアートフェアで6日間やったが日本では7月の厚木青春劇場でのソロ公演以来だ。

    ところでパフォーマンスも毎回、同じものをやるのも芸がない?ので毎回、ネタを考える。

    河が近くに流れていれば河の水を使ったり。

    昨年のギャラリーコエグジストでは神田川、厚木では相模川へ水を汲に行ったりした。

    それを小道具に使ったり水汲みシーンをパフォーマンスにしたり。

    今回は新聞紙を使った。

    ネットではいろいろ取りざたされている報道姿勢。

    皮肉を込める意味もあり、また現代社会のアリサマを表現してみるつもりだった。

    ところで昨年も舞踊評論家志賀信夫さんとトークショーで語ったが、日本のパフォーマンスの世界もいろいろやっていて何がパフォーマンスか?これからのパフォーマンスとは?とかなると壁にぶち当たる。

    知れば知るほど先達たちはなんでもやっている。

    もう何をやっても二番煎じになってしまう。

    二番煎じも、誰よりも先に確信犯的にやればいいが、それもすでにやられている。

    やったモン勝ちだ。

    舞台で本当にうんこをして見せ、それをリンゴにつけて観客めがけて放り投げ、逃げまどう人々を喜んでみていた小山哲生。

    東京オリンピックや万博会場を裸で走り回るダダカンこと糸井貫二。

    ヨーロッパに多い体を傷づける自虐系。

    おしっこ、オナニーは定番(笑)

    誰かは失念したが会場で自分の腕をなたで切り落としたオーストラリア人パフォーマー。

    やはりステラークというオーストラリア人パフォーマーも体中に鍵針を通し、天井から自分の体をつり下げる。

    60年代前後は今より盛況だったと思う。

    関西の具体グループしかり九州派、ネオダダオルガナイザーズ、ハイレッドセンター、ゼロ次元などなど。

    舞踏もこの頃生まれ、状況劇場、天井桟敷などアングラ劇などもすごく流行ることになる。

    つかの間の楽園だったのだろう、表現の自由や人間の尊厳に酔いしれたのだ?!

    とにかく戦後、自由を取り戻したという幻想が経済成長と共に若者を中心に燃えさかった。

    しかし、それもすべて植民地政策の一環だったのか、気がつけば体制派に汲みされてしまう。

    ところで日本は性器の露出に関して異常に神経質だ。

    先月の渋谷西武デパートのシブカル展が数件のメールのクレームで中止になってしまったのは記憶に新しい。

    どうも性描写が過激すぎるという内容だったそうだ。

    96年ビックサイトのアトピック・サイト展でシェリーローズのインスタレーション作品の一部が性器を思わせるということでその部分をおむつで隠す、というわけのわからない処理をしている。

    このオブジェ、巨大なバルーンだからおむつ姿は余計に滑稽だ。

    そのくせ、上野の都美館などの公募展ではずらっと同じ作家が作ったかのようなブロンズの裸体が並んで壮観な景色を作っていたり、ネットやケーブルTV、レンタルビデオ、コンビニのスミの書棚に行けばセックス描写がてんこ盛り!

    ラブホテルだってすごい施設だ。

    なんか変?

    自分も以前、タケシの誰でもピカソに出演する際、ペニスバンド?はNGになった。

    この感覚、宗教の影響ではない。

    儒教思想?

    逆にヨーロッパはある意味、セックスだらけ。

    過激じゃなきゃアートじゃない、みたいなことなんだろう。

    プラハトリエンナーレに出品したとき、隣のイスラエル人アーティストはクールベの作品の女性器部分だけを自分の映像にすり替え、静止画のようなんだけど、見ていると血が流れてくるビデオ作品が展示されていて、小学生くらいの子供たちが写メで喜んで記念撮影していた。

    あと少年愛を思わせるような少年全裸ヌードはメインホールで輝いていた。

    自分のペニスバンドもヨーロッパでは大人気。

    3歳くらい娘さんと一緒に写真撮ってくれとか、反応がスゴイ。

    女子高生みたいな子たちが面白がって握るし。

    アートは社会の影絵でもあるし意識・感覚改革みたいな装置でもある。

    だからタブーを避けているかぎりメインステージには成れないのではないだろうか。

    この世の中、どんどんシバリ!が増え自主規制が逃げ道になっている。

    もちろん過激さやタブー破りだけがアートではないが。

    なんかやっぱり閉塞感は否めない。

    最近、読んだ本の中に面白い一節を見つけた。

    「〜一生懸命、真面目に描くということが、いかに自分に甘ったれたことか、誠実でクソ真面目な絵がいかに自分をかわいがった欺瞞的な行為か、それがだんだんよくわかってきたのです〜」(青の時代/菊畑茂久馬)

    現代ハイツの個展は3月8日まで開催中!
    http://www.super-blue.com/Whatsnew.html

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