2014-11-15 20:09:03
沖縄県知事選と株価上昇

前田哲明個展より。gallery 21yo-j 16日17時まで開催中。http://gallery21yo-j.com
ここに来て、風雲急を告げ、解散総選挙のニュースが駆け巡る。
明日16日、投開票の沖縄県知事選は、ほとんど話題にあがらず、しゅくしゅくと投票がせまる。
候補者は、前那覇市長の翁長雄志氏(64歳)、現職仲井眞弘多氏(75歳)、前衆議院議員下地幹郎氏(53歳)、元参議院議員喜納昌吉氏(66歳)。
争点は、辺野古基地建設が軸となる
自民党が押す仲井眞氏当選の際は、ユニバーサル・スタジオ誘致、沖縄鉄道建設、基地補助金など数兆円が、沖縄に降り注ぐ。
各候補の主張は、下地氏は当選後6ヵ月以内の県民投票実施。
(翁長氏が、承認撤回を明言しないのを疑い、立候補した)喜納氏は埋め立て承認の撤回・取り消し。
翁長氏は承認の経緯を検証し、あらゆる手段で移設に反対する考えを示す。
仲井真氏は辺野古移設が「普天間の危険性の除去に向け、具体的かつ現実的な方策」と推進する構えだ。
参考サイト「11.16沖縄知事選が問いかけるもの――沖縄タイムス記者 福元大輔」http://diamond.jp/articles/-/62146
建設費は血税だ。。。
いろんな意見はあるだろうが、あんなにきれいな海がなくなってもいい〜んですか?!
一向に景気がよくならないので、消費増税10%は、ペンディングになりそうだ・・・ほっ!!!
でもな〜総選挙で自民が勝ったら、TPPのときみたいに、手のひら返して増税したりしそうだから、信用できない。
かたや、株価はドンドン上がっているけど、国債を発行して、日銀がサクサクお札を印刷する自転車操業の効果らしい。
ダイヤモンド・オンラインで山田厚史氏は、『日銀は蟻地獄に足を踏み込んだ』と表現。
黒田日銀総裁が明らかにした追加緩和は、マネタリーベースと呼ばれる銀行への資金供給を、これまでの年間60~70兆円から80兆円に拡大する。
50兆円を目標にしていた長期国債の買い入れを30兆円増やし80兆円にする。株価指数に連動する上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J‐RIET)の買い上げを3倍に増やす。
参考サイト「金融緩和の蟻地獄にはまった日銀 円安・株高「宴の後」に迫る危機」http://diamond.jp/articles/-/61677
と、我々一般庶民には、どこの国の言葉で話しているのかすら、わからないけど、みんなが老後の安心のために、預けた年金も、
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が11月から運用資産に占める株式の比率を高める。これまでGPIFの運用は国内債券(主に国債)が60%で国内株12%、外国株12%だった。それを国内債券を35%に減らし、国内株・外国株の比率をそれぞれ25%に引き上げた」。
さすがに株価はあがる。
こんだけやっても、消費増税が据え置きになりそうなのは、株価は景気に関係ないということだ。
ちなみに、政府が一生懸命、宣伝してヒット商品になったNISAで儲かったとしても、物価上昇分に消える気がする。その株で儲けたお金が景気を底上げするには到底、及ばない。
今の経済は、お金が赤い血のごとく、社会全体に回らないと、末端が壊疽で腐ってしまう糖尿病みたいなもんだ。
ある人は、『みんな安倍首相を批判するが、民主党のときは最悪だった。少しは経済が上向いた安倍政権は、ほめるべき』という声もあるが。。。
特定秘密保護法で、選挙関連を特定秘密にはしないだろうな。
ふと、ナチスが1933年、政権をとるまで、何回も繰り返した総選挙を彷彿とさせる。
ドイツ国民は、選挙が続き、疲れてしまい、最後にはナチスが政権をとるに至った。
その数年前まで、2%台しか政党支持率がなかったのにだ。
展覧会やパフォーマンスをして、好きな国のひとつハンガリーがいま、ロシア化しつつあると言う。
ブダペストはとてもキレイな街で、温泉があちこちにあるし、チェコ、セルビア、トルコ、ギリシャなど東欧系では、いちばん、グーラーシュが日本人向きで美味しいと思う国だ。
そのハンガリー、EU加盟後も、経済低迷もはなはだしく、今月には、インターネット利用税なるものに、大規模なデモも勃発。
また与党フィデスのオルバン・ヴィクトール首相は、独裁政権に近い動きを示し、マスメディアの報道規制、野党の法的弾圧など、ロシアのプーチンを真似ているようだ。
ハンガリーは、マジャール人を祖先とし、スラブ系の血が入り、蒙古斑がでたり、日本人とも近い。
語学的に文法や、表記方法も日本語に似ている部分が多い。
住所表記も、県+市+町+番地の順に書くし、名前も、欧米式の名+姓ではなく、姓+名だ。文法的にはトルコ語も近い。
そんなマジャール人も、ロシア系には勝てないか。
セルビアでも、旧社会主義のときは、物不足など国民全体は貧しかったけど、生活に貧窮するまではなく、楽しかったと懐古する声を聞いた。
最近、ヨーロッパも新自由主義的生き方に、相いれない人たちも多く、社会主義(全体主義。ポピュリズム)なベクトルに触れはじめているようだ。
ハンガリー・ブダペストオペラギャラリー日本人展 http://www.super-blue.com/2008opera.html
前田氏作品。高さ4.5mの鉄の作品。圧巻!最近コジャレタ作品が多いなか、骨太の作品は新鮮だ。
