2012-08-27 15:30:53
ロスチャイルドと陰謀説
韓国の竹島領土問題がこじれている。でも陰謀説ファンにとっては比較的わかりやすい構図だ。
そう漁夫の利を狙っているモノがいるのだ。だいたい犯罪でも陰謀でも誰が一番、得をするか?!と考えれば、おのずと点と線はつながる。
やっぱりアメリカだろ!
〜〜〜ちょっと待った!
アメリカと一口に言うことはよくない。それはユダヤ人=陰謀グループと決めつけるのと一緒。誤解を生むしサブリミナル的な洗脳にもなってしまう。アメリカ人の仲のよい友人もいるし、NYで個展もやりたい自分にとっては慎重にならざるを得ない。
いまのところ、陰謀チームをウルトラ新自由主義者たちとでも言っておく。長いから『ネオコン・グリーダー、ネオグリ』とでも略すか。
当然、ユダヤ人も同じだ。ネットじゃ、ユダヤ人陰謀説とよく目にするが、当たり前だが、ユダヤ人全てが陰謀者ではない。平和主義者もたくさんいるし、イスラムだって全てのモスリムがアルカイーダではないのと同じ。
例えばユダヤ人のネオナチ的存在がシオニスト。基本的に極右翼の彼らがイスラエルを牛耳っていて、モサド(イスラエル諜報特務庁)はその中でも特に恐れられているのは周知の事実。911にもモサドが荷担していた、という噂も流れている。
ところでだいぶ前、ブログでユダヤ人のことを書いていた。
http://superblue.kilo.jp/aohitokun/?eid=137
ウィキペディアや「ユダヤ人の頭の中」(アンドリュー・J・サター著/インデックス・コミュニケーションズ)などで、言われているのは、基本的には、ユダヤ教徒=ユダヤ人だが、それが現在ではかなり曖昧という。
厳密にユダヤ人とは、母親がユダヤ教であるか、ユダヤ教徒への改宗が正式に認められた者ということになる。それで世界にユダヤ人は約1200万人前後しかいないらしい。例えばエリザベス・テーラーやサミーデイビスジュニアたちは改宗してユダヤ人として認められた。
それから言うとユダヤ陰謀説の双巨頭ロックフェラーは、厳密にはユダヤ人ではないそうだ(ユダヤ人の頭の中より)。しかし、過去において血縁にユダヤ教徒がいた場合でも、自らユダヤ人と言うこともあるらしい。ちなみに、フリーメイソンリーには長い間、ユダヤ人は入会できなかったそうだ。
ところでユダヤ教、キリスト教、イスラム教は基本的に兄弟宗教だ。その各々が平和や神への愛をリスペクトしながら、お互い憎み合い戦争がなくならないのがわからない。なんで仲良くなれないのだろう。宗教では毛利三兄弟のようには行かないらしい。仏教徒の自分にとっては残念だ。裏を返せば、宗教は隠れ蓑、エクスキューズ(言い訳)な部分もあるのかもしれない。
さて、そのユダヤ人陰謀説といえば、まず思い浮かぶのがロスチャイルドだろう。そのロスチャイルド家を緻密に調べ上げた労作が、脱原発運動で久々にパブリックに登場した広瀬隆氏『赤い楯』(集英社)である。
広瀬氏は反原発評論家の第一人者。チェリノブイリに触発され、当時からマスコミを通じて盛んに警鐘をならしていた。故高木仁三郎氏と朝ナマでチョウチョウハッシ、推進派の大御所石川迪夫氏らと言いあっていたのが、懐かしい。ところが広瀬氏は突然、マスメディアから姿を消した。と、同時にテレビなどマスメディアで原発問題を取り上げることもなくなった。わかりやすい!
本のタイトル「赤い楯」とはロスチャイルドの由来だ。Rothschildとはドイツ語でロットシルト、赤い=Roth、Schild=カンバン、楯という意味だ。それは18世紀、ドイツ系(アシュケナジウム)ユダヤ人マイヤー・アムシェルがフランクフルトではじめた銀行に掲げていた看板に赤い楯を使ったか、描かれていたのでロスチャイルドというようになったそうだ。ちなみに赤ワインでも有名で、ボルドーメドックの五大銘柄、シャトー・ラフィット・ロットシートをご存知の方は多いと思う。(自分は一生飲めないネ、、、)
そもそもユダヤ人は昔から嫌われ者で差別の対象にされてきた。それが宗教由来なのかは、専門家の研究にお任せするが、まともな仕事にはありつけなかった。それで中世ヨーロッパまでは銀行とは、身分の低い人々がやる仕事だったので、ロスチャイルド家も銀行業をやるしかなかったのだ。ある意味それは、河原乞食につながると思われていた戦前までの芸能人や、サムライにとっての江戸の商人と同じ、差別対象だったのだ。(今じゃ地位は逆転!)
ところがロスチャイルドは成功した。ナポレオンの台頭や王政崩壊期に重なり、またプロテスタントの進出などタイミングがよかったところもある。ちょうど価値観の転回期だったのだ。
それまで絶対だった権力、権威の絶対条件が、家柄・血筋からお金の多寡に移ったとも言える。啓蒙思想、産業革命、封建制崩壊の三本柱が牽引役にもなった。そして彼は中国人と同じで、息子たちをヨーロッパ各国に散らしてダブルどころか、クアルテット・スタンダードごとく敵味方双方に金を貸し巨万の富を築いて現在に至る。(このあたりの手法が今の陰謀説のルーツとも言える)
日本だって日露戦争の戦費をロスチャイルドの番頭ジェイコブ・シフから借りて勝利したのは有名な話。昭和天皇はそれに対して最大の讃辞を送っている。
それでロスチャイルド陰謀説=ユダヤ人陰謀説となる。まあ、世界の超巨大企業や金融界は確かにユダヤ系で支配されていると言っても過言じゃない。まあ、お金儲けだけだったら、わざわざ陰謀なんて使わなくても、アメリカの中央(個人)銀行FRB(ユダヤ資本)みたいに、どんどん刷ればいい。それでインフレになっちゃうから戦争してリセット、つまり帳簿記録をもやすのだ。そういうパターンだとしたら、恐らくロスチャイルド筆頭にユダヤ人系資本家陰謀説は当てはまると思う。
ただ現在は、マフィアにもマイヤー・ランスキーというユダヤ人もいたように、資本家の中にもいろいろいるから、ユダヤ系というよりネオグリ系の方が陰謀者に近いのではないか。
まあ、自分にとって陰謀なんてどうでもいいんだけどね。そんなことより月末だぁ〜家賃だぁ〜返済だはぁっ・・・汗
ーーーーーー告ーー知ーーーーーーー
『Sa Oakayame 岡山からー2012』展 セルビアと日本のアーティスト
セルビア国立ベオグラード芸術大学、ベオグラード学生文化センター、ギャラリーO3one、ギャラリーOKOが選んだセルビア人アーティストと、セルビアで発表した日本人アーティストによる国際展。
9月18日(水)〜23日(日)10:00〜18:00(ラスト16:00)
岡山県天神山文化プラザ 2F
http://www.tenplaza.info/
<東京展> 出品作家の小品展
現代ハイツ ギャラリーDEN
9月20日〜10月2日 15:00〜22:00(土日 13:00〜22:00)水曜休
http://gendaiheights.sakura.ne.jp/
【出品作家】
ホルモン関根、伊藤千宏、耀樹孝鷺鶯、後藤智、中島博美、森敏明、O-JUN、KIMIKO ITO、世利之、小峰倫明、板津版画工房、伊丹脩、
Ana Nedeljkovic、Luka Klikovac 、Gordana Baskot 、Nebojsa Babic 、TKV 、Multiflex、Bozana Marincek 、Branimir Karanovic 、Vladimir Markovic 、Aleksandar Kujucev
主催:NPOユーゴ・アートプロジェクト
後援・協力:在日セルビア大使館、財団法人日本セルビア協会、岡山大学(鐸木道剛)、国立ベオグラード芸術大学、奈義町現代美術館(岸本和明)、Stevan Vukovic、Gallery O3one 、Gallery OKO
助成:芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団、野村財団
そう漁夫の利を狙っているモノがいるのだ。だいたい犯罪でも陰謀でも誰が一番、得をするか?!と考えれば、おのずと点と線はつながる。
やっぱりアメリカだろ!
〜〜〜ちょっと待った!
アメリカと一口に言うことはよくない。それはユダヤ人=陰謀グループと決めつけるのと一緒。誤解を生むしサブリミナル的な洗脳にもなってしまう。アメリカ人の仲のよい友人もいるし、NYで個展もやりたい自分にとっては慎重にならざるを得ない。
いまのところ、陰謀チームをウルトラ新自由主義者たちとでも言っておく。長いから『ネオコン・グリーダー、ネオグリ』とでも略すか。
当然、ユダヤ人も同じだ。ネットじゃ、ユダヤ人陰謀説とよく目にするが、当たり前だが、ユダヤ人全てが陰謀者ではない。平和主義者もたくさんいるし、イスラムだって全てのモスリムがアルカイーダではないのと同じ。
例えばユダヤ人のネオナチ的存在がシオニスト。基本的に極右翼の彼らがイスラエルを牛耳っていて、モサド(イスラエル諜報特務庁)はその中でも特に恐れられているのは周知の事実。911にもモサドが荷担していた、という噂も流れている。
ところでだいぶ前、ブログでユダヤ人のことを書いていた。
http://superblue.kilo.jp/aohitokun/?eid=137
ウィキペディアや「ユダヤ人の頭の中」(アンドリュー・J・サター著/インデックス・コミュニケーションズ)などで、言われているのは、基本的には、ユダヤ教徒=ユダヤ人だが、それが現在ではかなり曖昧という。
厳密にユダヤ人とは、母親がユダヤ教であるか、ユダヤ教徒への改宗が正式に認められた者ということになる。それで世界にユダヤ人は約1200万人前後しかいないらしい。例えばエリザベス・テーラーやサミーデイビスジュニアたちは改宗してユダヤ人として認められた。
それから言うとユダヤ陰謀説の双巨頭ロックフェラーは、厳密にはユダヤ人ではないそうだ(ユダヤ人の頭の中より)。しかし、過去において血縁にユダヤ教徒がいた場合でも、自らユダヤ人と言うこともあるらしい。ちなみに、フリーメイソンリーには長い間、ユダヤ人は入会できなかったそうだ。
ところでユダヤ教、キリスト教、イスラム教は基本的に兄弟宗教だ。その各々が平和や神への愛をリスペクトしながら、お互い憎み合い戦争がなくならないのがわからない。なんで仲良くなれないのだろう。宗教では毛利三兄弟のようには行かないらしい。仏教徒の自分にとっては残念だ。裏を返せば、宗教は隠れ蓑、エクスキューズ(言い訳)な部分もあるのかもしれない。
さて、そのユダヤ人陰謀説といえば、まず思い浮かぶのがロスチャイルドだろう。そのロスチャイルド家を緻密に調べ上げた労作が、脱原発運動で久々にパブリックに登場した広瀬隆氏『赤い楯』(集英社)である。
広瀬氏は反原発評論家の第一人者。チェリノブイリに触発され、当時からマスコミを通じて盛んに警鐘をならしていた。故高木仁三郎氏と朝ナマでチョウチョウハッシ、推進派の大御所石川迪夫氏らと言いあっていたのが、懐かしい。ところが広瀬氏は突然、マスメディアから姿を消した。と、同時にテレビなどマスメディアで原発問題を取り上げることもなくなった。わかりやすい!
本のタイトル「赤い楯」とはロスチャイルドの由来だ。Rothschildとはドイツ語でロットシルト、赤い=Roth、Schild=カンバン、楯という意味だ。それは18世紀、ドイツ系(アシュケナジウム)ユダヤ人マイヤー・アムシェルがフランクフルトではじめた銀行に掲げていた看板に赤い楯を使ったか、描かれていたのでロスチャイルドというようになったそうだ。ちなみに赤ワインでも有名で、ボルドーメドックの五大銘柄、シャトー・ラフィット・ロットシートをご存知の方は多いと思う。(自分は一生飲めないネ、、、)
そもそもユダヤ人は昔から嫌われ者で差別の対象にされてきた。それが宗教由来なのかは、専門家の研究にお任せするが、まともな仕事にはありつけなかった。それで中世ヨーロッパまでは銀行とは、身分の低い人々がやる仕事だったので、ロスチャイルド家も銀行業をやるしかなかったのだ。ある意味それは、河原乞食につながると思われていた戦前までの芸能人や、サムライにとっての江戸の商人と同じ、差別対象だったのだ。(今じゃ地位は逆転!)
ところがロスチャイルドは成功した。ナポレオンの台頭や王政崩壊期に重なり、またプロテスタントの進出などタイミングがよかったところもある。ちょうど価値観の転回期だったのだ。
それまで絶対だった権力、権威の絶対条件が、家柄・血筋からお金の多寡に移ったとも言える。啓蒙思想、産業革命、封建制崩壊の三本柱が牽引役にもなった。そして彼は中国人と同じで、息子たちをヨーロッパ各国に散らしてダブルどころか、クアルテット・スタンダードごとく敵味方双方に金を貸し巨万の富を築いて現在に至る。(このあたりの手法が今の陰謀説のルーツとも言える)
日本だって日露戦争の戦費をロスチャイルドの番頭ジェイコブ・シフから借りて勝利したのは有名な話。昭和天皇はそれに対して最大の讃辞を送っている。
それでロスチャイルド陰謀説=ユダヤ人陰謀説となる。まあ、世界の超巨大企業や金融界は確かにユダヤ系で支配されていると言っても過言じゃない。まあ、お金儲けだけだったら、わざわざ陰謀なんて使わなくても、アメリカの中央(個人)銀行FRB(ユダヤ資本)みたいに、どんどん刷ればいい。それでインフレになっちゃうから戦争してリセット、つまり帳簿記録をもやすのだ。そういうパターンだとしたら、恐らくロスチャイルド筆頭にユダヤ人系資本家陰謀説は当てはまると思う。
ただ現在は、マフィアにもマイヤー・ランスキーというユダヤ人もいたように、資本家の中にもいろいろいるから、ユダヤ系というよりネオグリ系の方が陰謀者に近いのではないか。
まあ、自分にとって陰謀なんてどうでもいいんだけどね。そんなことより月末だぁ〜家賃だぁ〜返済だはぁっ・・・汗
ーーーーーー告ーー知ーーーーーーー
『Sa Oakayame 岡山からー2012』展 セルビアと日本のアーティスト
セルビア国立ベオグラード芸術大学、ベオグラード学生文化センター、ギャラリーO3one、ギャラリーOKOが選んだセルビア人アーティストと、セルビアで発表した日本人アーティストによる国際展。
9月18日(水)〜23日(日)10:00〜18:00(ラスト16:00)
岡山県天神山文化プラザ 2F
http://www.tenplaza.info/
<東京展> 出品作家の小品展
現代ハイツ ギャラリーDEN
9月20日〜10月2日 15:00〜22:00(土日 13:00〜22:00)水曜休
http://gendaiheights.sakura.ne.jp/
【出品作家】
ホルモン関根、伊藤千宏、耀樹孝鷺鶯、後藤智、中島博美、森敏明、O-JUN、KIMIKO ITO、世利之、小峰倫明、板津版画工房、伊丹脩、
Ana Nedeljkovic、Luka Klikovac 、Gordana Baskot 、Nebojsa Babic 、TKV 、Multiflex、Bozana Marincek 、Branimir Karanovic 、Vladimir Markovic 、Aleksandar Kujucev
主催:NPOユーゴ・アートプロジェクト
後援・協力:在日セルビア大使館、財団法人日本セルビア協会、岡山大学(鐸木道剛)、国立ベオグラード芸術大学、奈義町現代美術館(岸本和明)、Stevan Vukovic、Gallery O3one 、Gallery OKO
助成:芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団、野村財団
