2012-07-06 16:57:47
花キンと内部被ばく
すでにマスコミでは消費税増税が決まったような口調になっている。
しかし参院審議もまだ入っていないうえ、景気条項ってのがあったはずだ。GDP3%上昇だったっけ?
小沢氏もなんだかんで新党結成。これで少しは政局批判は静まるのだろうか?小沢氏はある意味、分の悪い政治家やマスメディアにとっては打ち出の小槌。まだまだ何かのたびの引っ張り出されるのだろう。さっそく居残った鳩山氏がターゲットになりそうな雰囲気です。
とにかく今回、民主党のゴタゴタが招いた一番の不幸は、政治への不信感なのだ。さっそくツイッターで、もう政治がいやになった、投票に行く気がしない、といった意見が目につくようになったのがほんと残念。
逆に言えば政治家・官僚にとって一番の狙いが政治不信を招くことだったとしたらもっと恐ろしい。そりゃ組織票だけで勝敗が読めるにこしたことはない。さすがここまで悪計を考えつくような日本人がいるとは思いたくないけどネ。
政治不信になる気持ちはよくわかる。若い人は決して、頭は悪くもないし感覚も意識も高いと思う。自分たち三無主義世代から比べると、それなりに自分の意見を持っている人も増えた。
頭ではいろいろな矛盾や不合理、マスコミの嘘や権力争いもわかっている、でも行動に移さない、移せない、どう行動していいかわからない、という声も聞こえてくる。
そうだ!花金デモに行こう!
週休二日制がはじまった頃、花金といって毎週金曜、仕事が終わるとほとんどの勤め人たちは夜の街にくり出しドンチャン騒ぎがつづいた平和な時代があった。バブル期、都心では明け方近くまで空車はなかなかつかまらなかった。
20年たったいま振り返ると、隔世の感。いま花金というと官邸国会周りのデモ参加が定番になりそうなのだ。ちなみにデモは事前に警察に届けをださなければならないから、散歩?野次ホース?とにかく官邸へ行こう、ということらしい。
どうみてもこのチャンスで原発に見切りをつけないと次世代エナジーの開発も移行も遅れ、せっかくのワールドワイドなビジネスチャンスを見逃すことに、なるんだぜぇ〜!
原発は内情がわかればわかるほど危険と巨大利権がつきまとっている。少なくともこのガリバー的な利権構造を一刀両断した方がいい。もう自分は老い先短いからいいけど、これからの人たちがほんと可哀想。それに経済的にも旧態依然な利権構造がつづくと動脈硬化を起こす。
内部被ばくに詳しい松井医師のお話や広島原爆の被爆者救済にあたった肥田舜太郎医師や原発現場監督で配管技師の故平井憲夫氏の小冊子を読むと、彼らの言うことが100%真実でないとしても身の毛がよだつような実態です。
もちろん過剰な反応で神経過敏になっても逆にストレスでガンになってしまう。だからいたずらに怖がらず人間は思っているほど弱くなく、肉体組織の耐性や再生能力を信じて余裕があった方がいいことにこしたことはない。
それでも内部被ばくのことや原発の実状を知ることは悪くない。備えあれば憂いなし。もちろんまだまだ科学で追いつかない部分や間違いもあるのだろうけどムダに焦ったり不安がったりしないためにも最新情報は必要だ。(政府東電などはこの逆をした)
今回、フクシマ・ダイイチで4つの原発が被災。放射性物質を大空にまき散らした。その放射性物質はすべてではないが人体に悪影響を与える。人がその分子に触れたりすると外部被ばくになり、体の中にはいると内部被ばくになる。
いま問題は内部被ばくだそうだ。もちろん外部被ばくも危険だが除染はできる。
放射性物質というからモノだ。でもそのモノの大きさが1mmの60億分の1という大きさだから見当がつかない。人間一人の肩幅が放射性物質の分子の大きさだとすると、世界の人口全部集めて横に並べてやっと1ミリになるくらい。理屈ではドンだけ小さくてもモノだから、払えば落ちるし風に舞い水に流される。
それで分子には核があり、人工的にはそれを壊すことができないが自然に壊れる。それが核分裂というそうだ。そのときに莫大なエネルギーを生み出すので発電に応用した。ウイキペディアや他の資料によると、ウラニウム235が天然で産出する唯一の核分裂核種だそうだ。
ウランは自然界にある。しかしほとんどが燃えないウラン238(99.275%)。残りの0.725%がよく燃える(核分裂しやすい)ウラン235でそれを4%まで抽出するといま問題になっている原発の燃料、20%以上で核兵器へ変身していく。
この核分裂の過程で半減期2万年というワイルド・プルトニウムも生みだすぜ〜ぇ。劣化ウランも、モッタイナイから燃えないウランを粉末にしたんだぜぇ〜。
放射性物質が空気と一緒に体にはいると肺から体中をめぐる。それで体外に排出されるが体内にとどまってしまうこともある。
体の中にはいった放射性物質は自ら核分裂を18時間おきにするそうだ。その際、アルファ線やベータ線という分裂した粒子が電磁波になって飛ぶ。それがアルファ線だと4ミリ、ベータ線だと7ミリほど動くのだそうだ。
たった4ミリ?と思うかもしれないけど、体の中でその4ミリの間に細胞がいくつあるか?
肥田医師が説明するには、放射線が体液の中にある。その中には酸素分子もたくさんある。酸素は自由に細胞幕を出入りできるようになっていて、だから人は生きていかれる。
ところが放射線がそれら酸素分子にぶつかると電気をもった活性酸素に変えてしまうという。そして細胞膜がもっていた電気の力(フィルター)を活性酸素は奪ってしまい細胞膜に穴が開いた状態になり放射性分子もはいれるようになってしまう。
細胞が破壊されるのはその量にもよるのだろうが、再生するからそれほど問題なく、それより、放射線の怖さは体の中に一個でもある限り、細胞を死なさずに細かい傷をつけることのできるナノ凶器だからなのだ。そして間違ったコードで増殖した細胞がガンやいろいろな病気を招いてしまうのだ。(以上、肥田舜太郎医師の小冊子「原爆・放射能と憲法9条」を参考にしました)
だからレントゲンのように一回だけ体を通り過ぎる外部被ばくとは、その危険性が比較にならない。しかし肥田医師はその内部被ばくが取りざたされるようになったのは原爆から30年たったころからだという。
しかし広島長崎原爆やチェリノブイリなどの調査研究をみても、被ばくと疾患の因果関係はある、と肥田医師は断言する。チェルノブイリの調査から考えると3〜5年後に甲状腺異常などが発症しはじめるという。もちろん白血病はじめガンの多発、奇形も言わずもがな。
政府東電が事故当時、「ただちに健康被害にはつながらない」「現状では健康に影響がない」と繰り返し宣言していたが、それはある意味、正しい。
来年くらいからだ。問題は。
だからノダ首相は焦りまくって消費増税をなんとか決めておきたい。官僚は今後、多発する補償問題や医療費などへの負担増大をネタに政府を恐喝している、とも勘ぐりたくなる。
長くなってしまったのでこの辺で次回へ。
さあ、花金だ、官邸に行こう!
しかし参院審議もまだ入っていないうえ、景気条項ってのがあったはずだ。GDP3%上昇だったっけ?
小沢氏もなんだかんで新党結成。これで少しは政局批判は静まるのだろうか?小沢氏はある意味、分の悪い政治家やマスメディアにとっては打ち出の小槌。まだまだ何かのたびの引っ張り出されるのだろう。さっそく居残った鳩山氏がターゲットになりそうな雰囲気です。
とにかく今回、民主党のゴタゴタが招いた一番の不幸は、政治への不信感なのだ。さっそくツイッターで、もう政治がいやになった、投票に行く気がしない、といった意見が目につくようになったのがほんと残念。
逆に言えば政治家・官僚にとって一番の狙いが政治不信を招くことだったとしたらもっと恐ろしい。そりゃ組織票だけで勝敗が読めるにこしたことはない。さすがここまで悪計を考えつくような日本人がいるとは思いたくないけどネ。
政治不信になる気持ちはよくわかる。若い人は決して、頭は悪くもないし感覚も意識も高いと思う。自分たち三無主義世代から比べると、それなりに自分の意見を持っている人も増えた。
頭ではいろいろな矛盾や不合理、マスコミの嘘や権力争いもわかっている、でも行動に移さない、移せない、どう行動していいかわからない、という声も聞こえてくる。
そうだ!花金デモに行こう!
週休二日制がはじまった頃、花金といって毎週金曜、仕事が終わるとほとんどの勤め人たちは夜の街にくり出しドンチャン騒ぎがつづいた平和な時代があった。バブル期、都心では明け方近くまで空車はなかなかつかまらなかった。
20年たったいま振り返ると、隔世の感。いま花金というと官邸国会周りのデモ参加が定番になりそうなのだ。ちなみにデモは事前に警察に届けをださなければならないから、散歩?野次ホース?とにかく官邸へ行こう、ということらしい。
どうみてもこのチャンスで原発に見切りをつけないと次世代エナジーの開発も移行も遅れ、せっかくのワールドワイドなビジネスチャンスを見逃すことに、なるんだぜぇ〜!
原発は内情がわかればわかるほど危険と巨大利権がつきまとっている。少なくともこのガリバー的な利権構造を一刀両断した方がいい。もう自分は老い先短いからいいけど、これからの人たちがほんと可哀想。それに経済的にも旧態依然な利権構造がつづくと動脈硬化を起こす。
内部被ばくに詳しい松井医師のお話や広島原爆の被爆者救済にあたった肥田舜太郎医師や原発現場監督で配管技師の故平井憲夫氏の小冊子を読むと、彼らの言うことが100%真実でないとしても身の毛がよだつような実態です。
もちろん過剰な反応で神経過敏になっても逆にストレスでガンになってしまう。だからいたずらに怖がらず人間は思っているほど弱くなく、肉体組織の耐性や再生能力を信じて余裕があった方がいいことにこしたことはない。
それでも内部被ばくのことや原発の実状を知ることは悪くない。備えあれば憂いなし。もちろんまだまだ科学で追いつかない部分や間違いもあるのだろうけどムダに焦ったり不安がったりしないためにも最新情報は必要だ。(政府東電などはこの逆をした)
今回、フクシマ・ダイイチで4つの原発が被災。放射性物質を大空にまき散らした。その放射性物質はすべてではないが人体に悪影響を与える。人がその分子に触れたりすると外部被ばくになり、体の中にはいると内部被ばくになる。
いま問題は内部被ばくだそうだ。もちろん外部被ばくも危険だが除染はできる。
放射性物質というからモノだ。でもそのモノの大きさが1mmの60億分の1という大きさだから見当がつかない。人間一人の肩幅が放射性物質の分子の大きさだとすると、世界の人口全部集めて横に並べてやっと1ミリになるくらい。理屈ではドンだけ小さくてもモノだから、払えば落ちるし風に舞い水に流される。
それで分子には核があり、人工的にはそれを壊すことができないが自然に壊れる。それが核分裂というそうだ。そのときに莫大なエネルギーを生み出すので発電に応用した。ウイキペディアや他の資料によると、ウラニウム235が天然で産出する唯一の核分裂核種だそうだ。
ウランは自然界にある。しかしほとんどが燃えないウラン238(99.275%)。残りの0.725%がよく燃える(核分裂しやすい)ウラン235でそれを4%まで抽出するといま問題になっている原発の燃料、20%以上で核兵器へ変身していく。
この核分裂の過程で半減期2万年というワイルド・プルトニウムも生みだすぜ〜ぇ。劣化ウランも、モッタイナイから燃えないウランを粉末にしたんだぜぇ〜。
放射性物質が空気と一緒に体にはいると肺から体中をめぐる。それで体外に排出されるが体内にとどまってしまうこともある。
体の中にはいった放射性物質は自ら核分裂を18時間おきにするそうだ。その際、アルファ線やベータ線という分裂した粒子が電磁波になって飛ぶ。それがアルファ線だと4ミリ、ベータ線だと7ミリほど動くのだそうだ。
たった4ミリ?と思うかもしれないけど、体の中でその4ミリの間に細胞がいくつあるか?
肥田医師が説明するには、放射線が体液の中にある。その中には酸素分子もたくさんある。酸素は自由に細胞幕を出入りできるようになっていて、だから人は生きていかれる。
ところが放射線がそれら酸素分子にぶつかると電気をもった活性酸素に変えてしまうという。そして細胞膜がもっていた電気の力(フィルター)を活性酸素は奪ってしまい細胞膜に穴が開いた状態になり放射性分子もはいれるようになってしまう。
細胞が破壊されるのはその量にもよるのだろうが、再生するからそれほど問題なく、それより、放射線の怖さは体の中に一個でもある限り、細胞を死なさずに細かい傷をつけることのできるナノ凶器だからなのだ。そして間違ったコードで増殖した細胞がガンやいろいろな病気を招いてしまうのだ。(以上、肥田舜太郎医師の小冊子「原爆・放射能と憲法9条」を参考にしました)
だからレントゲンのように一回だけ体を通り過ぎる外部被ばくとは、その危険性が比較にならない。しかし肥田医師はその内部被ばくが取りざたされるようになったのは原爆から30年たったころからだという。
しかし広島長崎原爆やチェリノブイリなどの調査研究をみても、被ばくと疾患の因果関係はある、と肥田医師は断言する。チェルノブイリの調査から考えると3〜5年後に甲状腺異常などが発症しはじめるという。もちろん白血病はじめガンの多発、奇形も言わずもがな。
政府東電が事故当時、「ただちに健康被害にはつながらない」「現状では健康に影響がない」と繰り返し宣言していたが、それはある意味、正しい。
来年くらいからだ。問題は。
だからノダ首相は焦りまくって消費増税をなんとか決めておきたい。官僚は今後、多発する補償問題や医療費などへの負担増大をネタに政府を恐喝している、とも勘ぐりたくなる。
長くなってしまったのでこの辺で次回へ。
さあ、花金だ、官邸に行こう!