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    • Contemporary Art 2.012展
      記事掲載
















  • 引き寄せの法則とフランスの贅沢品増税
    陰謀説があまりにも日常的になってきたもんだから、怪しい事件が起こるたび、それがどう地下水脈でつながっているかを想像し、ネットで有識者陰謀論者ブログなどで、それらを検証するのが日課になってきた。

    正直、精神衛生上よくないよね(笑)。なんでも斜に構えて疑ってしまうし、かなり魂もひねくれて、ひねくれ八兵衛状態です。

    でもヨットは、向かい風に斜めに帆を向けて前進するように、社会の向かい風には、体を斜に構えないと進めない!

    ところで、5、6年前「シークレット」という本を、引き寄せられるように本屋の棚にみつけた。




    ニューエイジ系っぽい自己啓発本。自分の未来は、感情や深層心理が作り出しているから夢は叶う、それを引き寄せの法則といって力説する前向き人生マニュアルだ。

    哲学者ハイデカーやフッサールも現象学という考え方で、引き寄せの法則のヒントとなるような理論を展開しているので、それは決してスピリチュアルな妄想とは思っていない。

    そういえば、もっと昔にブームになったマーフィーの法則も引き寄せの法則と同じこと。

    最近、世界中、戦争や不景気で、不穏な流れになっているけど、誰かが引き寄せているのだろうか? ホント嫌なヤツがいるもんだ。

    実は自分が世界をそうさせているのだ。言い方を変えると、嫌なヤツは自分なんだ。イヤだ思うから、そういうような嫌な世界になっているだけとも言えるのだ。

    ところでリトアニアで原発建設を問う国民投票が行われ、反対63%という結果に。

    じゃあ日本で脱原発の是非を問う国民投票を行ったらどうなるのだろう?

    しかし、残念ながら日本の国民投票は、憲法改正以外はできないようだ。もし原発に対して国民投票が行われたら、さっそく次は改憲へと突き進むのだろう。

    憲法改正に対して正直、反対ではない。日本国憲法は自分たち日本人が起草したものではないらしいから、すべて日本人の手で憲法を新たにするのは、あながち悪いこととは思えない。またそういう意見も聞こえてくる。しかしいまの政府、官僚、マスコミの実態を見れば、時期尚早なのは火を見ても明らか。

    影の支配者にとっては集団的自衛権の行使などぜひ、認めたいから改憲は好都合。が、脱原発がその前に決まっても困りもん。それに、いま改憲したとしても、これまでのGHQ型憲法から、NWO型(ニューワールドオーダー)に変わるだけだろうから、やっぱり現状維持でいいのかもしれない。

    ところでフランスの贅沢税が話題になっている。

    オランド政権が前サルコジ政権が決めた消費増税を政権交代で廃案にし(だからまだ日本も諦めてはいけない!)、富裕層ターゲットや法人増税などで、財政見直しを試みる。
    参考サイト:ロイター通信 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT824426120120928

    日本政府も真似たらどうだろう。たとえば単純計算だが、1000兆円という莫大な眠り貯蓄があるという日本に当てはめてみると、年0.5%かけても5兆円の税収が生まれるのだ。固定資産税なみに1.4%だったらなんと14兆円!

    もちろんこの税制、フランスでも富裕者層や企業の海外流失を危惧する反対論も多い。でも政権政党がやると言えばやれるのだ。

    ってか、こんだけ日本というお家にタンス預金があるんだったら、外国からひっきりなしにハゲタカやサギやヒクイドリがやってきて、金をかすめ取ろうとするのは当然か。

    たとえば、高級羽毛フトンを売りつけるとか、植木の枝が邪魔だとインネンつけたり、シロアリ害虫駆除しますよ!、とか。。。

    ところで、とっても個人的なことなんだけど、そのフランスの増税案のなかに、ビックリするいい話があった!

    それは、5万ユーロ以上の贅沢品に課税する案があり、贅沢品の中にはオークションなどで取引される高額美術品も入っていた。

    しかし!美術品に課税されると現代アートギャラリーやフランス美術界全般が困り、若手作家の育成や名品の海外流失につながると、ギャラリストや美術関係者が税率撤回を訴えた。最終決定は不明だが、少なくともオランド政権は美術品の非課税を承認したと言う。

    さすが、アートで食っている国だけはある。スバラシイなぁ、、、涙。フランス人に生まれたかったなぁ、コマンタレヴュー、サヴァビヤ〜ン!

    さしずめ日本の有名ギャラリーとか国立近代美術館や東京都美術館の館長さんが集まって、政府に税率撤回しろなんてもの申す姿はありえない。

    「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」(ロンドン・ビジネススクール教授リンダ・グラットン著、プレジデント社)という新刊のアマゾンコムの内容紹介サマリーが、ヨカッタです。

    「食えるだけの仕事」から意味を感じる仕事へ、
    忙しいだけの仕事から価値ある経験としての仕事へ、
    勝つための仕事からともに生きるための仕事へ。
    覚悟を持って選べば、未来は変えられる。

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    ニセiPS臨床報道とオーダーメイドピープル
    残念ながら村上春樹氏のノーベル文学賞は、莫言氏にさらわれた。が、山中教授のノーベル医学生理学賞は、ニセ臨床報道のおまけ付きで、ますます盛り上がっている。

    このニセiPS臨床報道(読売、共同通信配信)は、いまのマスコミの本質を如実に反映。ネット情報での判断だから、間違えていたら申し訳ないが、おそらく記事の裏取りをおろそかにして、森口氏の経歴と肩書きだけを頼りに、フライング報道したのでは、と勘ぐってしまう。
    http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121013/dms1210131439006-n1.htm

    可哀想に東京新聞は、共同通信経由で掲載したから謝罪を余儀なくされる。共同通信たる「世界的なマスメディア」が、ガセネタ流すとは誰も思わないだろう。もちろん東京新聞らの二次掲載メディアが再度、信憑性の確認なんて失礼なことはできないし、わざわざ情報を買う意味もない(やはり今までの他のもろもろの記事も怪しいってことか!)。

    ニセiPS臨床報道の謝罪にかんして:「Gohoo」マスコミ誤報検証・報道被害救済サイト
    読売新聞:http://gohoo.org/corrections/yomiuri121013/
    共同通信:http://gohoo.org/corrections/tokyo121013/
    東京新聞:http://gohoo.org/category_common_3/tokyo/

    それで森口氏の経歴もなにか変。東京医科歯科大院卒(保健学修士)で優秀なのだろうが、看護師資格で、専門は医療統計、職場も一定していない。元ハーバード大学客員講師、現在、東大の特任研究員。この経歴だけをみれば、エリート階級のとってもエライ先生に思えるから肩書は怖い。

    また「帰国後、彼は東大に辞意を表明した」と報道されているが、そもそも彼の身分の特任研究員とは「〜特定の研究のために雇われる研究員で、研究代表者の権限だけで決められる。森口氏の場合は形成・美容外科の助教が決め、〜」。つまり東大に辞意を表明するほどの立場でも要職でもない、ということなのだが、、、。ド〜でもいいけど。
    詳しくは:http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY201210120674.html

    そういえばハワイのカメハメハ王族でエリザベス女王とも親族になるジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐っていう結婚詐欺師がいたなぁ〜。知らなかったけど、2009年映画化までされていた。

    彼のサギも手がこんでいた。かなり有名な事件だったので、当時は特集番組も組まれ、その手口が紹介されていた。笑っちゃったのは、彼は、空軍パイロットのコスプレで女性を口説き落とし、横田基地開放デーあたりにいって録音したようなジェット音や騒音を、横に置いたカセットレコーダーで流しながらサギ相手の女性に「今、基地の特殊電話回線でかけている。さあフライトだ!」と話していたというから、さすがプロ。

    しかし、後に整形したとはいえ北海道出身で日本人の顔して、カメハメハ大王と大英帝国エリザベス女王の血縁なんて発想は、とってもクリエイティブだぜぇ。昔からよく言われるように、嘘は大きければ大きいほど疑われないってことかな。

    話が飛んだが、考えてみれば日本という優秀?な国の一、二を競う一流大新聞が、病院や大学に電話一本、問いあわせりゃ、ガセだとすぐわかるようなネタを、一面スクープ扱いで掲載するというから、時代も変わったものだ(今まではバレなかっただけで、こういう体質は昔からあまり変わらないのかも)。

    まさか大手マスメディアの記者たちも、自分のような素人がブログを書くときと同じように、ネットで2〜3本の記事を見合わせて、大丈夫だろう、なんてノリじゃないだろうなぁ。共同通信も読売も知らずにお互いのねつ造記事で裏取りしあっていた、なんて笑い話にもならない。今回、ハーバード大から迅速な指摘があったからよかったものの、それがなかったら相変わらずウヤムヤにされたのかもしれない。

    しかし、陸山会事件と比べずにはいられない。自分は、決してガチガチ小沢信者ではない。が、あの一連の騒ぎは何だったのか? あれだけの紙面と時間と取材をしていたのは、どうなったのか?

    土地取得期づれで、秘書から小沢元代表本人まで巻き込み、3年近く30億円以上もの税金を使って、犯罪者に仕立て上げようとして失敗。それまで毎日のように早朝から深夜の最終ニュースまで、NHKはじめ民放、新聞、雑誌よってたかって金権体質、壊し屋、説明責任、政治家としてゆゆしき問題! を繰り返していた大合唱は嘘のようにハタと止み、今度はとことん無視。そういえばこの夏、雑誌文春に小沢夫人の告白手紙ってスクープがあったけど、どうなった?!

    陸山会裁判が続くあいだ、菅・前原外国人献金問題、仙石セクハラ裁判確定など政治家の犯罪性問題はたびたび起こっているが、お為ごかし的に一、二度紙面を濁して終わってしまうのだ。ところが、小沢氏一連の事件は連日、ネガキャン記事を報道し続けた。これじゃ、誰だって洗脳されるし、彼らに犯罪人の落款が、焼きゴテのようにハッキリ刻まれてしまう。

    冷静になって、この小沢事件をいろいろ読み比べてみると、まったくの茶番。しかし何はともあれ、オスプレイも配置できたし原発も再稼働できるしTPPも増税も実現しそうで、IMFへの4.7兆円拠出もできたのだからCIA作戦としては大成功なのだろう。(あくまでも自分の妄想です!)

    ところで出所を失念して申し訳ないがあるブログで、この陸山会事件の縮図を言い得ていた。

    一審は「小沢被告は売買期日をズラしたことは承知していたが、それが虚偽記載になるとまでは認識していなかった(仲介業者が介入して隠し事なく行った作業だし、商法学の権威も規制法上も合法と行ってることなので、これが違法だと認識できないのはまったく当たり前だが)」として無罪と言ってるのに、「小沢被告は金の移動はいちいち報告してたはずだから、売買期日をズラしたことも知ってるはず」とまったく頓珍漢なことを平気で言って、しかも、それを控訴理由として言い続けている、と。

    山中教授のiPS細胞(人工多能性幹細胞)の話に戻る。

    この研究の最大の成果は、これまで貴重な幹細胞(ES細胞)を用いるしかなかったのが、自分の普通の細胞からでも、4つの遺伝子を加えれば、拒絶反応のない臓器や部位を作り出せること。だから再生医療やガン治療、また試薬実験など、将来的な価値は計り知れない。
    参考サイト:京都大学iPS細胞研究所 http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq2.html

    しかし大変おこがましいが、この研究にはスバラしく良い面とオソロしく未知な反面を合わせもっているとも感じるのだ。山中教授やこの治療に期待している患者さんたちには、大変申し訳ないが、原子力発電と相通じる部分も見え隠れする。

    それは倫理や人間の定義など、とってもディープでデリケートな問題だ。たとえば、男の細胞から卵細胞をつくることも可能だという。子供の欲しいゲイピープルにとっては朗報だが、ある意味、男女の性差が要らなくなることも意味する。極端にいえば、将来、人類からセックスという動物的本能が消えるのだ。

    生物の進化の条件のひとつは経済性(省エネ政策)だ。いかに効率よくエネルギー消費を抑えながら多くの種を残せるか、が生物誕生の数十億年前から背負っているわれわれ生物の宿命だ。進化の結果、オスメスのふたつの性が定着したのは、交雑がもたらす遺伝子の多様性が、効率よく、種の繁栄を助ける、という前提にたっているからだ。

    ゆえに人類の行動規範の大部分を占めるセックス(生殖行動)が、将来的にiPS細胞による性殖活動の方が、効率的・経済的だとなったら、指の間から水カキがなくなったように、不要な部位や行動本能は消失していくのが自然な進化形とも言えまいか。それと同時に男女や結婚や家族の意味合い、さらには、生きることの意味までに影響し、人間社会が大きく変わっていくことも考えられるのだ。

    もうひとつセクース系ネタだが(笑)、人類の肛門の筋肉は、加齢による衰えがない筋肉細胞だという。(だから何歳になってもアテントは要らない)。将来、この肛門筋から再生された筋肉で体を作り替えれば、寿命を気にせず、つねに強い力を維持できることになる。オリンピックも今のボディビル界やパラリンピックがあるように、ナチュラルボディとアーティフィシャルボディ・オリンピックに部門別になるかも。

    でも失敗して体中、菊の花が咲いたらどうしよう! これぞまさに金太郎の菊人形!

    (実は笑えないジョーク。いまジンマシンがひどくて、これに似た状態、、、涙)

    裏門の 菊を和尚 大事がり。。。

    ちなみに筋肉は、タバコ一本分の大きさの筋細胞で約2kgのパワーを発することがわかっている。だからタバコ一箱の大きさで約40kgは持ち上げられるのだ。ただしアキレス腱で知られるように、腱や骨の部分が耐えられないから普通、そんな力は発揮できない。でも火事場のバカ力、女性がでっかいタンスを持ち出すってことは、あながち否定はできないのだ。

    とりあえず今回のiPS細胞の画期的な研究は、専門分野以外の日常社会にも、かなり影響を与えると思う。ずっと抱いている疑問、つまり、自分とは何か? 生きるとは何か? 人間とは、生物とは何か? という知の地平を、より遠くまで見晴らせそうで興味深い。

    肉体と自意識、脳と自我、認識と外界、他者と自分、生と死、愛と誠、、、、

    大げさに言えば、数世紀後、人類がこのまま発展していたらオーダーメイドピープルという新しい人工人類も活躍してそうだ。そうまさにハリウッド映画の実現だ。

    山中教授が受賞後のあるインタビューで「生物というのはあまりにも、簡単な構造でダイナミックに変わってしまうことに驚いた」と、とても印象的なことを言っていた。そうこの世界とは、自分たちが思っているより、とてもシンプルでかつ、単純で柔軟なのかもしれない。

    難しいことは考えずに、素直に好きなように生きろってか!

    さあ、どうなるジャポニカ種!

    (以下参考)またこんなサイトも。
    「日本は原発を放棄するな」“アーミテージ報告書”驚愕の内容
    http://biz-journal.jp/2012/09/post_706.html
    「原発ゼロ」つぶしのバックにアメリカ〜「東京新聞」がスクープ
    http://www.labornetjp.org/news/2012/0922tokyo
    ウィキリークスが暴露!小沢氏は米国の要求を拒否!米国は小沢一郎のせん滅を決定!日本の裏に米国(正しい情報を探すブログ)
    http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11368429105.html

    子供を守れ! LOVE & PEACE!
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    春樹と龍
    急に秋になって涼しさを飛び越え、肌寒さすら感じるようになった。9月末まで残暑でヒイヒイ言っていたのが、まるで嘘のよう。

    と、、、一気に、夏とアート生活の疲れからか体調が崩れた。なんだかなぁ〜身も心もボロボロって感じ。やっぱり岡山への夜行バスが効いたかな(笑)。

    日本もアジアも欧米も、毎日のようにツッコミどころ満載すぎて、イチイチあげつらうのも空しくなるし、脳細胞があまり働かないのか、ブログが思うように書けない、トホホ。

    ところで、ノーベル賞受賞で蜂巣をつつくような騒ぎだ。山中氏受賞おめでとうございます。しかし、オバマ大統領が平和賞受賞した事実は、いまとなっては幻のよう。(いま入ったニュースで、残念ながら村上春樹氏は受賞とはならなかった。)

    正直、村上春樹氏の作品はあまり好きではなかった。自分は「限りなく透明に近いブルー」の強烈な印象で、村上龍氏のファンになっていた。

    かたや村上春樹の群像新人賞受賞作「風の歌を聴け」(1979)は、あまりにも軽妙洒脱で、わざとらしい文体が生理的に受け付けなかった。

    同時期にデビューした同じ村上姓の小説家だが、その内容はかけ離れていた。龍氏は、文章もそっちのけで強引に読者を引っ張っていく。春樹氏はサラリとまさに風の歌が心地よいリズムをともなって吹き抜けていく。それくらいの差があった。絵に例えると、竹久夢二と岸田劉生くらいの違い?!

    自分には骨太で男性的に感じた龍氏の作風が好きだった。『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『希望の国のエクソダス』などなど、これら暴力的政治的社会的なモチーフに夢中になった。まさに愛と幻想のファシズムは、これからの時代を予言していたかのようだ。

    あれから30年以上がすぎた。同じ日本と言いながら、覚醒の、隔世の感になった。予想に反して春樹氏のほうが、一連のオウム事件が転機になり急に社会派に向かいはじめる。かたや龍氏は、経済へ向かい、フィクションを書かなくなってしまった。最近では、春樹氏も面白い。「IQ84」もあっという間に読んでしまったし、社会へのコミットメントはとても賛同できる。イイネくりっく!!!

    ところで、村上氏などが登場した70年後半から1990年代までは、ジャパンパワー全盛時代。いま思えば、対米追随路線なんて、まったく考えも及ばす、田中角栄から続く政治家の不信を金権政治で型抜きし、ぜんぷくの信頼を寄せていたマスコミと一緒になってワイワイガヤガヤ。蓋を開ければ、ただただ躍らされていただけだった。

    当時は文壇が、強大な影響力を有していた。言いたくないが、太陽族、みゆき族から時代の寵児は小説家が占め、流行は文学から生じることが多かった。そう言えば、林真理子とかルンルンいわせてたなぁ。

    そして日本人はどんどんオシャレに、お金持ちになっていった。でも新自由主義的な貨幣中心主義(マネタリズム)への移行期で、日本のよき部分(助け合い、いたわり合い、人情、良心)も少なからず残っていて、まだまだいい時代だったかもしれない。

    最近、同世代の友人らと話していて、8〜90年代を肌で実感できた自分たちは、いまの若い人たちと比べると、とても幸せだった、と語り合う。

    村上春樹氏、残念でした!また斬新な春樹ワールド期待してます。ちなみに関西出身の春樹氏は、ヤクルトファンだそうだ。CS見に行くのだろうな。
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    Sa Okayame 日本&セルビア現代美術展レビュー
    先月、開催された『Sa Oakayame 岡山からー2012』展のレビューです。

    9月18日、夜行バスで、息も絶え絶え岡山に早朝着。当日、展示作品で使用する水を、近くに流れる旭川から採取。展示終了後、蒸発、また雨となり旭川に戻るか、下水を通って、環流する。



    【あおひと君お水取りの儀】


    日時:2012年9月18日(火)
    場所:岡山市内
    撮影:中島博美、世利 之、ホルモン関根


    会場は、前川国男設計による岡山県天神山プラザ。三大庭園のひとつ、岡山後楽園、烏城といわれる岡山城などが点在するカルチャーゾーンにある。当日はあいにくの雨。前日、巨大台風が、沖縄を通っていった。

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    あおひと君は大のコーヒー好き。地球では、ブルーマウンテンが好物。ちなみに、あおひと星のコーヒーは青い。(というか、あおひと星の色は青しかない。)

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    旭川に到着。カラス城とも言われる岡山城をバックに記念撮影。左側の森が後楽園。

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    お水取りの儀を、おおごそかに執り行う。まずは川の神に感謝と祈りを捧げる。いまのところ警察から職質を受けたことはない。もしあおひと星人がバレたら星外追放だ。ちなみに過去、東京神田川、神奈川県相模川で敢行。

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    ラブ&ピース!

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    参考:神田川
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    相模川
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    【青い水 ー 岡山天神山文化プラザ】

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    直径 約300cm 高さ 約16cm 
    使用素材:バイオマスプラカップ、水彩紙、輪ゴム、エコインク、旭川の水。

    現在、世界に206カ国(国連加盟193カ国、非加盟国または自治領13地域)あり、そのうち原子力発電所を保有する国は32カ国、473基のうち366基が稼働中といわれている。

    それに相応する青い水を入れた473個のプラカップを核マーク状にインスタレーション。それに輪ゴムで丸めた水彩紙を、稼働中をしめす366個に投入する。

    カップの水は、近隣を流れる旭川の水を使用。また輪ゴムを各大陸ごとに色分けしている。

    青:アジア(9カ国65基)紫:アフリカ(1カ国2基)緑:ヨーロッパ(17カ国173基)
    赤:北米(3カ国122基)黄色:南米(2カ国4基)

    なお随時、停止点検などは行われるため、原子炉の数は正確ではありません。あくまでも象徴としての数として理解してください。また、廃炉作業、建設・計画中および教育・公的機関の実験炉などは除く。(2012年8月現在)※ウィキペディア、外務省ホームページなどを参考

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    会場の天神山文化プラザ。

    【意味のあるモノにはすでに意味はない ー 現代ハイツ】

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     現在、世界に206カ国(国連加盟193カ国、非加盟国または自治領13地域)あり、そのうち原子力発電所を保有する国は32カ国、473基のうち366基が稼働中といわれている。それに相応する473個のピンを核マークを形作るように刺す。そのうちの稼働中を象徴するピン366個に、各大陸ごとに色分けした輪ゴム206本をかける。

    青:アジア52カ国(原発保有国9カ国、稼働原発炉65基) 紫:アフリカ56カ国(1カ国2基)

    緑:ヨーロッパ47カ国(17カ国173基) 赤:北米23カ国(3カ国122基) 

    黄色:南米12カ国(2カ国4基) 白:オセアニア16カ国(0)

    直径 約70cm 高さ 約2cm  使用素材:輪ゴム、ピン

    なお随時、停止点検などは行われるため、原子炉の数は正確ではありません。あくまでも象徴としての数として理解してください。また、廃炉作業、建設・計画中および教育・公的機関の実験炉などは除く。(2012年8月現在)※ウィキペディア、外務省ホームページなどを参考。


    Information
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    『Sa Oakayame 岡山からー2012』展

    9月18日(水)〜23日(日)
    岡山県天神山文化プラザ
    岡山市北区天神町8-54
    http://www.tenplaza.info/

    <東京展> 出品作家の小品展
    9月20日〜10月2日 15:00〜22:00
    現代ハイツ ギャラリーDEN
    世田谷区北沢1-45-36
    http://gendaiheights.sakura.ne.jp/

    【出品作家】
    ホルモン関根、伊藤千宏、耀樹孝鷺鶯、後藤智、中島博美、森敏明、O-JUN、KIMIKO ITO、世利之、小峰倫明、板津版画工房、伊丹脩

    (セルビア参加作家)
    Ana Nedeljkovic、Luka Klikovac 、Gordana Baskot 、Nebojsa Babic 、TKV 、Multiflex、Bozana Marincek 、Branimir Karanovic 、Vladimir Markovic 、Aleksandar Kujucev

    主催:NPOユーゴ・アートプロジェクト

    後援・協力:在日セルビア大使館、財団法人日本セルビア協会、岡山大学(鐸木道剛)、国立ベオグラード芸術大学、奈義町現代美術館(岸本和明)、Stevan Vukovic、Gallery O3one 、Gallery OKO

    助成:芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団、野村財団
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    陰謀説はなかった!日本語の二重構造に見る日本の本質と現代美術
    ずいぶん前に、こんなサイトがあった。
    【「国民をコントロールする方法」という格言に大きな反響】
    http://labaq.com/archives/51257102.html

    「通常、民衆は戦争を望まないが、人々を指導者の言いなりにするのは簡単です。国が攻撃にさらされてると国民を煽りなさい。平和主義者のことを、国に危機をもたらし、愛国心がないと公然と非難しなさい。どの国でも同じように効果があります」

    元ネタはナチス最高幹部 ヘルマン・ゲーリングがニュールンベルグ裁判で言った言葉だそうだ。なんか、今の尖閣問題にもバッチリ当てはまる。

    先回のブログでアイデンティティについて書いた。今回もその続きを展開したい。

    「折口信夫に言わせると、現代の詩は何かに影響されているか、といえば、それはフランスの詩でもない、ドイツの詩でもない翻訳の詩の影響を受けていて、実に不思議なものを創っている。」(ことばと芸術より。加藤周一対談集 「演劇の理想像」小林秀雄1951/かもがわ出版)

    これって現代アートも一緒じゃん。棟方志功や岸田劉生など、雑誌「白樺」でゴッホなど後期印象派の影響を受けた、著名な画家がたくさんいたが、実物の絵を見て影響された画家は、果たして何人いるのか?

    やっぱり不思議だ。実物を見なくても影響し、共感できるのだ。逆に言うと現代美術(当時の先端アートという意味)の浸透力のすごさの証とも言えるのだが、、、。(ちなみにアンドレ・マルローは、写真集などは独立した作品として、「空想美術館」と呼んでいた。)

    ところで、現代美術のアイデンティティとは何か?

    自分は、強いて言えば、難解さ!でなくて(笑)、『感性の拡張』、または、『視覚表現の探求』が、現代美術を、現代美術たらしめるキーワードだと思っている。その感性の拡張や視覚表現の探求が、作品全体を支える骨格にあたる。またその作品とは、探求の足跡であり、アーティストが見つけたお宝の隠し地図とも言える。

    日本でも、現代美術のジャンラはある程度、認知されてきたとは思うが、やっぱり折口信夫が言ったように、翻訳モノなのだ。草間彌生、棟方志功や具体グループ、村上隆など、逆輸入され注目されるのを見ても、それは明らかだ。

    たとえば草間彌生や具体グループの作品に、美を感じ、その超越した技工に驚き、伝統のすばらしさを感じる人は、どれだけいるのだろうか? ほとんど人は、白人の鼻の高い外国のエライ人がいい!と言うから、海外で有名だから、という既成事実が、評価の内実ではないだろうか。

    もちろん、それがキッカケとなり、本物に触れるうち、ほんとうに感動し、好きになる人も多いから、決して悪いこととは言わない。

    しかし、かれら作品の本質や評価は、その思想部分だ。かぼちゃやドットを描くその草間彌生の思想や精神性が作品なのであって、美術館やギャラリーで見るカボチャのでかいオブジェや、ドットの連なりは、その記録や刻印にすぎない。ゆえに、美術館とは作品の共同墓地だ、という例えもある。

    鑑賞者は、その刻印(作品)から言葉では置き換えられないエネルギー(アーティストの精神)が、人種や文化、言葉の壁をすり抜けて伝わってくる。だから、ワールドワイドに共通した評価を持つことができる。欧米では、芸術というと、ファインアートであって現代美術のことを指す専門用語にちかい。だから小説を芸術とは言わないし、音楽は音楽だし、伝統工芸品を、ファインアートとは言わない。(ちなみに建築はファインアートだ。技術的な部分はインジェネリアだ)

    ところが、日本ではいまだ、洋画、日本画、写真、工芸、漆芸、金工、陶芸、生け花、パッチワーク、人形、イラスト、マンガ、書道なんかもろもろ十把一絡げに『芸術』、『アート』でくくってしまう。それぞれの表現には、それぞれの役割やアイデンティティがある。でも、そこを無視して、クールジャパン! ひたすらキレイ、すごいテクニック、メチャかわいい=アートだ! だから現代アートも同じだ、ではない。

    鑑賞者や見る側はそれでも構わない。が、これでは現代アートについて知らない人々にとって不親切きわまりないし、現代アートの本当の素晴らしさを体験できない損失は、計り知れない。

    つまり、その作家が提示する精神や思想で、知が覚醒し、共感、共振し、鑑賞者自らの感性や能力が高まり広がる。そんなふうに人が、より知的に幸せになれることが、現代アートの醍醐味であり、大きな感動を呼び、他にないエンターテインメントにもなり、高額な価格で取引される理由であり、現代美術の存在価値なのだ。

    では、日本では、なぜ、現代アートは、いまだわけのわからない、あいまいな評価のままなのか? 逆輸入ばかりで、自国での独自の発展(市場)がないのか? なぜ表面的で技巧的な部分のみに着眼し評価して、その思想や精神性が重視されないのか?

    日本は、平安初期くらいから、国家体制や貴族社会、文化、言語、都市計画などすべて中国を模範として形成されてきた。中国は、かつての師であり、1500年くらい、つきあってきた国なのだ。それがいまとなっては跡形もないが、この言葉の問題は、奥が深い。



    先回書いたように、加藤周一氏は、日本人のアイデンティティは日本語にあるのではないか、と言った。それに関し、とても示唆に富む議論が、大野晋氏と繰りひろげられていたので、重要部分を書き出してみる。(同書「日本語の二重構造」P294より)

    加藤「ながい間、日本人は、その感情生活を日本語で書いて、知的生活をシナ語、あるいは漢文で表現してきた

    大野「最初ヨーロッパを取り入れるときに日本は、直接にヨーロッパ語を持ち込まないで、従来の外向であったところの漢字、漢文の技術を使ってヨーロッパ語を漢字にいちおう置き換えて、日本の中に取り入れた。だから100年でヨーロッパに、まがいなりに追いつこうとやってこれた。」

    つまり彼らが言うところの、日本の文化や知的活動とは、外向=輸入概念と、内向=日本流の二重構造になっている、と言うのだ。日本の先住民は、独自の言語をもっていなかった。あっても文明までにはならず、中国のようには発展しなかった。

    ところが、隣の中国は驚くべき国家になっていて、盛んに物品に限らず宗教や思想も流入してくる。当時、それらを言い換える言語や宗教など知的生活の基盤が、中国より劣っていた日本は、それを吸収、活用、補うため、漢字を借用し理解しようと努めたのだ。

    おそらくその際、漢字の表意文字という性格も、吸収理解する為になったのだろう。表意文字は発音できなくとも理解できる。またいろいろな意味の組み合わせで独自に解釈でき、知的活動を刺激する。

    たとえば、自由を「由自」と書いても、権威を「威権」と書いてもなんとなくニュアンスが浮かぶし、勝手な意味のコジツケも可能で、新語も簡単につくれるから便利で親しみやすい。でも、FreedomをDomfreeと書いたり、AuthorityをThorityautで、漢字のようには自由ならない。

    しかし、それも人口の一割にも満たない貴族や武士たちの知識に限られていた。江戸時代まで、侍のたしなみは、論語や朱子学の教養、中国人にも理解できる漢詩を書く、ことを考えても、よくわかる。それが開国になり、文明開化だ。中国に限らず、欧米から外来文化がどんどん押し寄せてきて、日本人の生活も急変。それまでエリートに限られていた知的生活が、一般大衆化され、一気に巷に広まっていく。

    ゆえに知的活動とか文化は、大衆化されたにも関わらず、特権階級的な幻想から脱せられず、翻訳的貴族趣味の呪縛から抜けられず、輸入概念のまま(=国産は認めない)、今に至っているのではないか。

    加藤「〜(明治時代になって)徳川時代に漢文ー和文の使い分けが鋭く意識されていたようには、翻訳語文化ー伝統語文化の区別が、意識されなくなったと思います。たとえば、自由、民権、人権といい、民主主義という時に、それは漢字であるために、本来の日本語であるような気がするけれども、実はそうじゃない。そういう新造漢字のために情勢が複雑になったということがあって、しかもそれが大衆化した。〜」

    芸術、哲学、科学という言葉は日本人最初のフリーメイソンリーとしても有名な西周氏が、翻訳したことは周知のとおり。でも、それらは日本語ではない、と加藤氏は指摘する。

    加藤「〜完全に消化されたんじゃなくて、置き換えの性質を今なお持っているということの一つの証拠は抒情詩だと思う。日常生活の中で、人権、自由、権利、義務という言葉は翻訳概念的性質があり、それは本来の日本語の中で育ってきた概念に比べるとほんとうに肉体化していない面があるようです。」

    肉体化していない!まさにその通り。

    それが理由に、世界や日本がどうなろうと、社会がどう変化しようと、いつまでも、世相や社会にコミットしない作品が量産される。だから現状を否定して(むしろ否定する根拠がない)あらたな世界観が、作品が、日本独自には生まれてこないし、それを受け継ぎ進化させる欲求、むしろそのイメージすらわかないのだろう。

    知の地平に対しては、否定して構築する、アウフヘーベン(止揚)するという方法論がない。それは、学問や知的活動を、系統的に思考することを困難にさせるし、その放棄にもつながる。まさに、年号とヘッドラインを一致させるだけの、戦後のババヌキ歴史教育みたい。(むしろ、日本の表現業界には政治や社会性を排除する傾向すらある。つまりアートとは、月見ダンゴと一緒で、偉大な自然への貢ぎ物なのだ)

    たとえば、日本画の大家、小倉遊亀のウォークマンをした和服女性の斬新な肖像画がある。この絵だけをみれば、まさに現代アートと思うが、そうとは言わない。あくまでも日本画だ。だいたい日本画の名称も明治になって西洋画が輸入されたのに対して区別するために与えられたにすぎない。そういう意味では、この呼称は、伝統的だから、日本古来の技術だから、といい名付けられたのではないのだ。おかしくない?!

    井上ひさし氏は「前の歴史を否定しないと新しい考えは生まれてこないわけですが、日本では前のことは忘れさえすればいい」と言う。(同書、井上ひさし氏対談「日本語の現状を語る」より)

    そう、忘れちゃうんだ、日本人は。それは変化に富み自然災害の多かった日本人の自然に対するとらえ方に起因するとは思うが、思想的文化的な面にも、同じ意識で相対する。

    加藤「ほんとうに明治以降の日本の抒情詩の伝統、われわれがそれを読んで、ほんとうに感動する美しい日本の詩だと思うものの中に、権力といい、人民というような言葉は出てこないでしょう。」(金子みずずが好例だ。権力や自由なんてコトバを使わず、その本質を表している)

    大野「だいたいゴッドを神と訳したから、八百万の神と、いわゆるゴッドの区別がつかなくなって、神という字で書いちゃうですね。」

    加藤「それがいまなお翻訳語の意味のズレ、または不消化ということの証拠の一つだと思うのです。〜中略〜 だからふたつの層があって、表向は輸入概念で、内向は日本語だという仕掛けは江戸時代と同じである。しかし、江戸時代と違うところは、そういう構造が大衆化していること、〜中略〜 (欧米文化・知的活動は)漢字に訳されていて、アルファベットを見るわけじゃないから、輸入の概念起源がボカされていると思うのです。」

    うんうん! だんだん霧が晴れてきた! 光が差してきた! 

    なぜ、日本で自発的な新興の文化が根付かないのか。浮世絵やマンガが、いい例だが、自国じゃ、一段も二段も低く見なすのに、いったん海外(それも欧米のみ。バングラディッシュやキリギスじゃダメ)で評価されると、舌の根も乾かぬうちに、逆輸入でもてはやす。そういった自国文化を認めようとしない国民性と社会環境。

    だから明治時代、さかんにパリに留学した先陣たちにならってよく言われたのが、ニューヨークやパリ、ロンドンのどこでもいいから、発表する。つまり箔をつける。日本にいる連中には、わからないからキレイな写真をとっておけばいい。それで帰ってきて銀座で発表すれば、日本の中でウゴウゴしている権威メタボが、画壇に引き上げてくれる、と。(自分が若い頃の話です。)

    プラハとかブダペストとかベオグラードとかイスタンブールとかスウェーデンの美術館で発表したところで、相手にされないのが日本の美術界なのだ。NYかパリ、ロンドンじゃないとダメなのだ。(スイマセン!自分のグチです)

    国学者の本居宣長が、中国翻訳の日本書紀ではなくて口承、口伝部分が多い大和古来の古事記をもとに天皇を研究したことも、自発的文化や歴史の断片が口承によって、受け継がれているという見識があったためだ。日本書紀だと、中国モノだから翻訳され、真実があいまいになっている、と気づいていたという。

    つまり、日本人の精神性や心の一部に、すでに中国が実効支配している脳領域があるのだ。知的なモノや文化的・制度的なモノにかんして、日本人は、翻訳ブツもしくは外来物フィルターを通ったものでしか、受容体(レセプター)が機能しなくなってしまった。

    加藤氏や大野氏の述べる翻訳語(輸入概念=パブリック)と伝統語(日本流=プライヴェート)の基準で、日本人は何でも、無意識に上下関係を構築し、差別化してしまう。

    自分たちより優位にある国のものしか認めない感覚、また権威あるモノしか受け入れられない感受性。それが韓国などアジア諸国への偏見や差別へも、つながっていると思うし、自国文化の軽視となって現れている。

    その上、権威主義や学歴主義、マスコミの過大な影響力などを補強、増大させ、その感覚が子々孫々、受け継がれてきた。つまり国産品でも、輸入物証明書(インボイス)をとらなければならないのだ。めんどくさい!(独立系ネットジャーナリズムが、マスメディア的な影響力をすぐに発揮できないのも、このあたりに起因しそうだ)

    セロトニン阻害物質のように、日本人のミーム(文化的遺伝子)に、知的生産物阻害物質みたいに働いているホルモンがあった。それが漢字ホルモンというかは、知らないが、(微妙なコトバ)とても納得できる自分がいる(笑)

    話がずいぶん飛躍したけど、考える、思考することは、コトバによるシミュレーションだ。芸術は、コトバでシミュレートできない、コトバで、表現されるまえの状態だ。それはあたかも、新たな星の生成時のようにエネルギーが、満ち満ちた状態なのかもしれない。芸術が、コトバになる前のものだとしたら、漢字翻訳なんてしてたら、本質なんて絶対わからない。

    実は、本質なんて幻想で、正直なところ、みんなは、自分が考えているほど興味ないって思うこともある。それより輸入物信仰にちかい感覚、つまりその刺激が大事で、中身は二の次ってことだ。

    そっか〜、対米追随政府とよく言われるが、それは日本人のサガだった。今だ、平安時代のまま思考がストップしてて、制度や政治や思想など難しい知的所産は、外来じゃないと認めない。いくら政治家がもっともな、まともなことを言っても、思っていても最終的には、翻訳されたモノでないとダメなのだ。

    だから陰謀説などは本当は存在せず、国益をわすれちゃった日本政府が自主規制のように率先して、おねだりしているのが、真相なのかもしれない、年次外交要望書なんて草案下書きは、本当は日本政府がしてたりして!(笑)

    こう考えると、真に日本の自立・独立をはたすまで、まだまだ時間がかかりそう。それより自立する前に、日本がなくなりそうで怖いけど、孫崎さん!

    そうだ、唯幸論で行こう!ってこれも漢語だよなぁ〜。和語でいうと、「幸せだけを信じる私」ってか・・・ほんとパブリックとプライヴェートに、自動的に分別されてる!

    (以上、内容はあくまでも持論私論です。)
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