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    • Contemporary Art 2.012展
      記事掲載
















  • 震災ウツ
    すっかり震災ウツになってしまった。

    前から軽い躁鬱なので気楽にこれも自分のうち、と思って上がるのを待っている。

    震災地の方々はまだまだ大変な状況だと心痛むが、東京はだんだんと暖かく活気も戻りつつある。

    でも311で変わったことがひとつ。

    夜はすっかり暗くなった。

    というより今まで明るすぎたのだ。

    パリでも暗い。東欧諸国はもっと暗い。イスタンブールも暗い。

    夜は暗いのだ。

    しかし日本に政治は要らないようだ。

    ネットではカンカンガクガク、現政権批判、東電批判が飛び交う。

    世論調査では増税賛成50%弱だとあい変わらず、無責任な数字が飛び交う。

    知事選も統一地方選もニュースに小さくのる。

    今回、放射線関係原子力関係が急に人気になりマスコミをにぎわしている。

    政府東電に都合のいいことをいうマスコミ人気学者を御用学者といい非難するが、この日本で体制・権力側の庇護がなくて研究出来るのだろうか?

    日本など、とくに助成や寄付でまかなえないシステムで反御用学者なんて生きていけるのだろうか? 論文とか研究成果を認めて貰えるのだろうか?

    しかしこんなに大地が揺れるなんて思っても見なかった。

    でも地殻という岩盤なんて10kmしかないそうだ。

    地球を卵の大きさに例えると殻より地殻は薄いそうだ。

    今回の地震で気づいたことがある。

    地震で危険なのは人間の作った構造物・環境が危ないのだ。

    しかし日本の耐震建築はすごい。

    こういうところはすごい。

    ところでヤクルトが瞬間、首位。

    ささいなことでも明るい話題は心を和ませる。

    がんばれ!



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    浮世絵
    今日は本格的な雨。

    先回、せっかくの花見が中止になった4月9日以来だ。

    都内の放射線量計測値を一時間ごとに発表しているサイトをチェック。

    http://radiation.goo.ne.jp/

    マイクロシーベルトだかミリシーベルトと単位がわからない。

    それも一時間の線量やら年間量やら情報は統一されていない。

    ほかにもグレイとかベクレルとかいろいろあって???

    東京は今のところそれほど線量は高くない。

    スーパーなどでコンブとか海草類を見て安かったら手が伸びる。

    でもマスコミは報道しなかったらしいが、米ソ冷戦時代の核実験真っ盛りの頃はもっと日本にも放射能が流れてきて汚染されていたようだ。

    世界でこんなに放射能に攻撃されている国はアリエナイふぉっくす。

    ゴジラ、アトム、ミニラ、カネゴン。

    きっと日本人は今から放射線への耐性を遺伝子レベルで獲得していて最後まで生き残るのだろう。

    ところでぐぐっと話は変わるが、節電のためかコンビニの肉まん・あんまんの保温機売りが無くなっていた。

    年に何回か急に、KFCもそうだが、あんまんが食いたくなる。

    今日もそうだった。

    ところがいつもレジ前にあった井村屋のベンダーがない。

    やっと何軒目のコンビニで発見。

    たまに手がけるライターのお仕事に日本画関連の取材がある。

    日本画としてフレーミングせず、いい絵はいい!というスタンスだけど興味はあるし好きな絵描きもいる。

    ところで御用絵師狩野派、土佐派、琳派などいろいろあるが、なぜ浮世絵が独自の系譜をたどったか。

    当時の差別意識が大きくかかわっているそうだ。

    サムライの血筋をひく者も多かった絵描きだったが役者は河原乞食。

    今で言う同和問題。

    当時の常識では士農工商以外を対象にすることは御法度だった。

    ところが戦国の世も終わり庶民生活も安泰すると歌舞伎など芸能が人気を博する。

    でも役者はそもそも被差別階級。

    もちろんご用絵師は見向きもしないし、描きたくても出来ない。

    でも浮世絵師はそういうこだわりがない。売れてなんぼ。

    狩野博幸氏によると写楽の謎の絵師と言われる理由もそこにあるという。

    ところで浮世絵の評価は海外から興った。

    アートの本質が覗いている。

    浮世絵は表現の価値観を変えているのだ。

    いまアカデミックな現代美術界が歯牙にもかけない世界とは?

    被差別社会とは?

    アートにふさわしくない世界とは?

    あまりにも自由になり何でもOKだと錯覚する。

    でも日本にはまだまだタブーもしがらみもたくさん隠されている。

    もちろんあおひと君のロング○ニスも微妙だけど。
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    ウォーホール
    不思議な空気だ。

    静かで穏やかだけど、どこかでザワザワした微動が伝わる。

    1ヶ月が過ぎた。

    まだまだ震度6くらいの地震が襲う。

    運命に身を任せる。

    個人的には明るい話がひとつあった。

    以前、個展で見た小さい作品が忘れられないのでやっぱり欲しい、と買ってくれた方がいた。

    とっても嬉しい!

    義援金貧乏になっていたので少し救われる。

    今、アンディ・ウォホールの自伝を読んでいる。

    「伝記 ウォホール」フレッド・ガイルズ著、野中邦子訳 文藝春秋

    面白い。

    彼ほど成功したアーティストは稀だ。

    いまだ価格と評価は上がる一方だ。

    そんな彼は売り込み上手だったと当時を知る者が口をそろえて言っている。

    最初はコマーシャル・アーティスト(イラストレーター)だったが、雑誌社などに営業に行くときはわざとみすぼらしい格好をしたそうだ。

    彫刻家のロダンもかなり商売上手だったようで自分の作品を絵はがきにして売り込んでいたりする。

    どんな天才でも凡人とあまり変わらないことをやっているので親近感がわいてくる。

    ウォホールはじめ、ほとんどがゲイでジャンキーで天才たちの集まりだったファクトリーに憧れる。

    ポップアート。

    今考えると、それほどショッキングではないが、当時の現代美術の流れから考えると画期的なことだったのだ。

    絵のモチーフにキッチュなものを取り入れることがそんなに冒険だったとは、現在、振り返ってみると?、だから?

    そんなすごいことなのかぁ。

    じゃあ、自分でそういう新しいテーマなりモチーフなり方法論は考えられるか、というと????

    いま思えば自分だって小さい頃に、鉄腕アトムのマンガを真似て描いていたゾ!と言いたくなる。

    実際、リヒテンシュタインは教師をしながら画家を目指していた頃、自分の子供に、そんなつまらない絵じゃなくてあるマンガのキャラクターを描いてよっ!、と言われたのが神の言葉になったのだ。(真偽は不明、念のため)

    現代美術の面白さのひとつは、発想の転換だ。

    目からウロコなところ。

    レオ・キャステリはロイ・リヒテンシュタインでさえ最初は疑問に思い、作品を倉庫にしまっておいたままだったと言う。

    ウォーホールに至っては人気が出て数年後に契約することになる。

    ウォーホールにピンと来なかったキャステリは自分の鑑識眼を反省したという。

    最近の現代美術はダーティリアリズム&ナイーフアートみたいなものにマンガキャラがまじったものが多かった。

    今回の日本の悲劇で世界のアートシーンは大きく変わるのだろうか?

    こういうときは明るい絵が見たいな。
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    ジャパン・ボイコット
    街も4月に入り、少しだけ活気を帯びるようになってきた。

    今日も銀座へ知り合いの展覧会を見に行った。

    でも夜はすっかり様相が変わった。

    暗い。

    パリなどのヨーロッパの大きな都市の夜に比べればまだ明るいンじゃない?

    ところで瞳の色のせいで我々黄色人種の日本人は白人種より夜は暗くなるそうだ。

    今週末は都知事選投票日だ。

    立候補者の声が何も届いてこない。

    こんなんでいいの?

    四年間の都税を任せていいのだろうか?

    海外の人たちはすぐに日本を離れろ、とか言うが、そう簡単に移住なんてできないし、この世界不況では言葉も文化も違うのに仕事もないだろう。

    人生最後は原発の復旧作業で全うしてもいいかもしれない。

    オヤジが一番、放射能に強いそうだ。

    ところで震災直後、暴動も略奪もなくパニックにならない日本人の沈着冷静な行動は世界から絶賛された。

    自分も自転車で走り回ったがクラクションひとつ鳴らさず何時間も渋滞に耐えていた光景に感動した。

    こんな素晴らしい行動ができる日本人。

    それは我々はロボット化されてしまった?!のかも?!

    親の言うこと、先生の言うことに疑うことをまったくせず素直に従う人格形成された結果?!

    二宮尊徳を尊び、おしんに涙し、自己犠牲、貧乏礼拝、人徳尊重。

    でも、それは怖いかもしれない。

    嫌われたり怒られることに免疫のない日本人。

    議論をさせない教育。意見の言う必要のない教育。

    ごねればごねるほど声は大きければ大きいほどよく通る。

    政府、東電への抗議デモはほとんど小さい規模で終わっている。

    もちろんマスコミは報道しない。

    でも100万人になれば?

    だんだん月日がたって海外から自己主張のできない腑抜け国民と、同情が罵倒に変わっていくかもしれない。

    なにしろ西海岸ではすでに放射能で騒いでいる。

    早くしないとジャパン・ボイコットだ。
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    がんばらない、ニッポン!
    昨日、一昨日の2日間、東京・末広町にあるアーツチヨダで開催された震災チャリティ・イベントに参加、非力ながら義援金を寄付することが出来た。

    昨日、主催者に集めた義援金を責任を持って寄付させてもらいました。

    このたびは皆様、どうもありがとうございました。

    3月11日の東北大震災から日本はすっかり変わってしまった。

    少なくとも東京以北に住む人々にとってはまだまだ福島原発は予断を許さない状態だ。

    地震だけでも甚大なのに津波と原発破損の併発でその自然災害は世界的にみても有史以来というほどの規模になってしまった。

    もちろん原発に限っては人災とみる意見も多いが。

    ところで土日のイベントでは人形のように微動だにせず2時間弱、立っているだけのパフォーマンス「あっくしゅ君」を披露。

    2時間やって休んでもう2時間立ったまま。つまり4時間、それを2日間。

    友人たちはみんなずっと動かず立っていられることに驚くが、自分はそれほど苦なく出来るのだ。

    昨年、イスタンブール、パリでは大人気で青い衣裳だったが、日本はブルーマンショウが有名になってしまったものだから、わざわざ彼らにカブる必要もないので白い衣裳をカブった。

    ちなみに自分が10年くらい前、あおひと君でやり始めた時は、ブルーマンショウをまったく知らなかった。

    後に友人が、オフ・ブロードウェイのブルーマンショウを教えてくれた。

    でもコンセプトもひらめきも全然違うので気にはしていないが、見る人に「あっブルーマンだ!」と言われたら、正直楽しくはない。

    別に青くなければいけない、という厳格なルールもない。

    あおひと君の星で枯渇してしまった青くなる資源「スーパーブルー」を探しに地球にやってきた、それがないとあおひと君は全滅してしまう。

    あおひと君が地球でその資源を見つけられるかの瀬戸際なのだ。

    だからまだ真っ白!

    さてチャリティ・イベントで友人でもある万城目純&ホワイトダンサーズのダンス・パフォーマンスも上演。

    そこで一人のダンサーが「がんばらない日本!」と唱えながら動き回っていた。

    がんばらない、ニッポン・・・?!

    胸にグサッときた。

    というのは、ホッと気持ちがなごんだのだ。

    11日以来、日本が一変する。

    不謹慎、節電、計画停電、救援、安否、奇跡の生還、津波、緊急地震情報、原発事故、水素爆発、放射線被害、シーベルト、ベクレル、メルトダウン、余震、風評被害、食糧不足、、、それに拍車をかけるCM、え〜し〜!

    知らなかった言葉と現実が一気にあふれ出す。

    世界中が暖かい言葉でもって大震災を労ってくれ、支援物資・活動など惜しみない。

    本当にありがたいことだ。

    しかし、一方ではネット情報を見る限り、支援物資、活動の受け入れ先の不備や準備不足なのか断ってしまうことも多いという。

    確かに人命救助が何よりも優先順位だし、人手不足、専門家不足かもしれないが地震大国日本でリスクマネージメントなどはどこの国より進んでいるのではないか?

    阪神淡路大震災の経験は活かされていないのだろうか?

    それに想定外という言葉がインフレだ。

    そんなとき、ふと耳に飛び込んできた「がんばらない、ニッポン!」なんかとても深く突き刺さる。

    むしろパチンと指を鳴らされ催眠術から目覚めた感覚。

    スマップチャリティ公演12万人、安室奈美恵5000万円、AKB48+秋元5億円など有名人の義援金リストが出回り、義援金が少なかったり出していないと非難される。

    今まで売れていたアーチストたちはいいが、いい仕事をしていても売れていない作家、タレントなどは死活問題だ。

    仕事は減るだろうし儲け仕事は不謹慎だと言われギャラは減らされるだろう。

    金もあるヤツは金を出す。でも金がないヤツは? 歌を歌えないヤツは? 医者じゃないヤツは? 資格も経験も力も金もないヤツは?

    非国民?!

    義援金倒産になりかねない。

    こういうときに今、なにが私たちに出来るか? と慌てて問い直すのもいいが、アーティストは半歩先は見てメッセージを発信している連中だ。

    こういうふうにならないように常にメッセージを託していないといけない。

    つまりこういう時、アーティストにできることは発信することしかないのだ。

    次の日本を、復興した時のために、これからの世界のために。

    阪神淡路大震災の時、活動を止めたアーティストが大勢いたという。

    普段だったらなんかオシャレでかっこいいはずのアート界。

    それが有事になると何も役立たない実体を目のあたりにしたら誰だってショックを受けると思う。

    それにアーティストは創造力がすべてだと思っている。

    でもこの自然災害を目の当たりにしていかに自分の創造力が貧相だったが思い知らされる。

    そこで自爆。自分のはかなさに打ちひしがれる。アーメンソーメンヒヤソーメン。

    でもアートは常に必要だ。

    とにかく表現者は表現していくしかない。

    こういうときだからこそ表現しなくてはいけない。

    アーティストは表現能力が他者より優れているからアーティストである。

    それがアーティストに出来る唯一のことだと思う。

    がんばらない、ニッポン!
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